米トヨタ、HV向け部品の生産ラインを新設へ---将来のEV生産も視野に

トヨタウェストバージニア(TMMWV)
トヨタウェストバージニア(TMMWV)全 5 枚

トヨタ自動車の米国部門は11月11日、バージニア州のトヨタウェストバージニア(TMMWV)に2億4000万ドルを投資し、ハイブリッド車向けトランスアクスルの新たな生産ラインを設けると発表した。

TMMWV は2020年から、トヨタとしては米国で初めてとなるハイブリッド車向けトランスアクスルの生産を開始した。これにより、トヨタは主要部品のさらなる現地化を進めてきた。

トヨタはこのTMMWVに2億4000万ドルを投資し、ハイブリッド車向けトランスアクスルの新たな生産ラインを設ける。新しい生産ラインが、TMMWVの従業員のスキルを向上させることにつながり、北米でのトヨタの将来のEV生産において、より大きな役割を果たすことができるようになることを見込む。

ハイブリッド車のシステムは、内燃機関と電気モーターなどの2つのパワートレインを組み合わせて、それぞれの利点を活用しながら、相乗効果を引き出す。ハイブリッドシステムによって、車両の燃費が向上する。ハイブリッドトランスアクスルは、エンジンと電気モーターの組み合わせを最適化し、駆動力を効果的に伝達する。

トヨタは2025年までに、米国におけるトヨタ車とレクサス車のラインナップ全体に電動車両の設定を拡大する。ハイブリッドトランスアクスルなどの電動車向け部品の生産を進めることは、トヨタがカーボンニュートラルの目標を達成するのに貢献する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  2. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  3. 「一度でいいから拝んでみたい」33台が完売のアルファロメオ、購入者の1人がF1ドライバーであることも話題に
  4. 日産『GT-R』生産終了、4万8000台を製造し18年の歴史に幕…次期型に知見継承へ
  5. 【三菱 デリカミニ 新型】日本のアニメ文化も取り入れた新「ウルルン顔」は可愛いだけじゃない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る