コクピットデザイン…BMW 320d by サウンドフリークス 後編[インストール・レビュー]

Pro Shop インストール・レビュー BMW 320d(オーナー:千葉成幸さん) by サウンドフリークス 後編
Pro Shop インストール・レビュー BMW 320d(オーナー:千葉成幸さん) by サウンドフリークス 後編全 10 枚
トランクルームにも効果的に配色されたブルーの差し色をミッドバスのバッフルにも用いた千葉さんのBMW。岩手県のサウンドフリークスがハイファイを極めたハイエンドなサウンドに加えて上質感と遊び心とを融合させたコクピットデザインを完成させた。

◆ドアのアウターバッフルに
ブルーを採用するなど遊び心も満点

高音質を徹底追求してベース車として選んだのがBMW 320d。厳選したユニットをインストールし最上級のサウンドを手に入れた。

ボディ色と同色のブルーでコーディネートされたミッドバスのバッフル。上には純正位置を加工して取り付けたミッドレンジが見える。

ドアの作り込みはかなり入念。ドアパネル下部にも流麗なプレスラインが施され、バッフルとドアパネルの一体感を醸し出す。

ジャンルを問わずに気持ち良く音楽が聴けることを目指した千葉さん。ベース車選びから始めてBMW 320dを手に入れて、お気に入りのハイエンドシステムをインストールした。主にジャズ、フュージョン、女性ボーカルを聴くことが多いが、それらのサウンドには特に注力して最高峰のサウンドを目指してシステムが組まれた。

中でもスピーカー選びはかなり悩んだという。数ある候補の中から最終的にフロントスピーカーとして選んだのはZRスピーカーラボのハイエンドシリーズであるエクストラヴァガンスの3ウェイシステムだった。

インストール面での見どころとなったのはドアへのミッドバス&ミッドレンジの取り付けだ。特にミッドバスはアウターバッフル化され、ドアパネル下部を広い範囲でワンオフ加工してデザイン性を追求している。バッフル後方には美しいプレスラインが施され、ドアパネルとバッフルさらにはスピーカーの振動板へとつながる巧みなラインを作り上げている。
さらにミッドレンジ周辺も美しい加工が施され、サウンド面のみならずデザイン面でも上質感を極める。ミッドバスのバッフル面は鮮やかなブルーを使うのに対して、ミッドレンジには落ち着いたダーク色の生地を使ったフィニッシュとしている点もメリハリが利く。

エクストラヴァガンスシリーズ特有のイエローコーン、アウターバッフル、さらにはドア各部のデザイン、さらには差し色を含めたカラーコーディネートと、オーナーもお気に入りのインストールの鉄壁のフォーメーションができ上がった。

◆大型ツイーターをAピラーにスマート設置
サブウーファーとのコンビで音の完成度は万全

上質さとインパクトを兼ね備えたコクピット。落ち着いたデザインの中、バッフルにブルーを使うなど遊び心も満点。

ZRスピーカーラボ・エクストラヴァガンスシリーズのツイーター(サターン)をAピラーにインストールする。

サブウーファーはRSオーディオのRS A 10 DVCを使用。トランクルームに設置されトランクスルーを活用した取り付けとした。

ツイーターにもZRスピーカーラボのエクストラヴァガンスシリーズ(サターン)を採用。大型のプレートを備えた独特の構造を持つこのツイーター、Aピラーへのインストールでもかなりの存在感を放っている。角度調節可能なハウジングを備えた構造を持つ同社のハイエンドツイーターだ。スピーカーロケーションにもこだわって高音質を狙った取り付けとしている。

Aピラーは純正内装のイメージを崩すことの無いようにダークカラーの生地を使ってフィニッシュされている。ドライバーの目線に入るAピラーまわりをモノトーンで仕上げているのも、上質で落ち着いたコクピットとしたのもオーナーの狙い通り。

サブウーファーはトランクルーム内にエンクロージャーを設置し、トランクスルー部分から振動板をのぞかせるスタイルを採用。車室内に質の高い低音を導入する構造とした。ユニットにはRSオーディオのRS 10 DVCをチョイス。フロントスピーカーに選んだZRスピーカーラボのエクストラヴァガンスの3ウェイとサウンド的なつながりを感じさせる仕上がりとなった。

◆高音質DAPの採用や操作部の埋め込みなど
サウンド面&取り付けスタイルに妥協無し

コンペでも高い戦闘力を誇る高音質DAPであるiBasso DX220MAXをオーディオプレイヤーに採用する。

ブラックスDSPをコントロールするダイレクターはコンソール前部にビルトイン取り付けされインテリアに溶け込む作り込み。

ジャンルを問わず気持ち良く聴けるオーディオを目指した千葉さん。サウンドはもちろん各部のデザインもお気に入りとなった。

オーディプレイヤーとして採用したのはiBaso DX220MAX。コンペシーンなどでももてはやされる高音質DAPであり、千葉さんが愛車に対して構築したハイエンドなシステムのプレイヤーとしても似つかわしいチョイスとなった。センターコンソールにホルダーを設置してDAPを固定する方法を採用。曲セレクトを含めて普段使いのしやすさも考慮したスタイルだ。

前編でお伝えしたとおり、システムをコントロールするプロセッサーにはブラックスのハイエンドユニットであるブラックスDSPをチョイス。ダイレクターはセンターコンソール前部にビルトイン取り付けされている。こちらはインテリアのイメージを損なうこと無く、純正パネルの中に収まる処理としているのも見どころだ。

高音質はもちろんデザイン性豊かなインストールをラゲッジ&コクピットの各部に施した千葉さんのBMW。ボディカラーであるブルーをインストールのイメージカラーに取り入れるなど、クルマ全体のトータルコーディネートにも気を配ったのも見どころ。お気に入りユニットのみを集中的に用いて満足度MAXの愛車が完成した。


土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

Pro Shop インストール・レビュー BMW 320d(オーナー:千葉成幸さん) by サウンドフリークス 後編

《土田康弘》

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