モトグッツィ V100マンデッロ 発表:水冷エンジン+可変空力パーツ…EICMA 2021

モトグッツィ V100マンデッロ
モトグッツィ V100マンデッロ全 31 枚

イタリアのモトグッツィは11月23日、創業100周年を祝う新型車、『V100マンデッロ』をEICMA=ミラノモーターサイクルショー2021で正式発表した。モトグッツィによると、世界で初めて可変空力パーツを装備したモーターサイクルだ。

【写真】モトグッツィ V100マンデッロ(全31枚)

新型車の車名の「マンデッロ」はモトグッチィが創業した町の名前で、現在も工場がある。V100マンデッロは9月にマンデッロで開催された100周年イベントで先行公開されているが、一般公開はEICMAが初めてとなる。

コンパクトでスポーティでダイナミック。ロードスターのような運動性能を持つが、優れたツアラーのような快適性も兼ね備える、とモトグッツィ。100周年を祝うだけではなく、新たなスタートとしたい、とモトグッツィは意気込む。車名の「100」は次の100年という意味もあるのだ。

V100マンデッロの最大の特徴は、可変空力パーツだろう。ボタン操作で、ウィンドシールドが上下し、燃料タンク横のデフレクター(整流板)が開閉する。車速と走行モード設定に応じてこれらの位置は決まり、最大に展開するとライダーにかかる風圧は22%減少するという。

モトグッツィとして初めて液冷エンジンを採用したことも特筆される。新型90度V2エンジンはコンパクトで軽量、従来のV2より103mmも前後方向の寸法が短くなった。これには吸排気の向きを90度回転したことが大きい。排気量は1042cc、DOHCで気筒4バルブを開閉する。出力は115HP、トルクは105Nm以上だ。

動力伝達は伝統のシャフトドライブ。スイングアームは車体左側にある。走行モードは「トラベル」「スポーツ」「レイン」「ロード」の4種類があり、エンジンマッピング、トラクションコントロール、エンジンブレーキをそれぞれ調整する。

《高木啓》

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