電気小型トラック『eキャンター』、寒冷地におけるEV配送の実証を札幌で開始

コープさっぽろでの実証で使用されるeキャンター
コープさっぽろでの実証で使用されるeキャンター全 2 枚

三菱ふそうトラック・バス(MFTBC)は、北海道内でコープさっぽろが電気小型トラック『eキャンター』を用いた配送業務の初の実証を2022年に実施すると発表した。

【画像全2枚】

eキャンターはMFTBCが開発した量産型電気小型トラック。2017年に日本市場で初めて販売を開始して以来、米国、欧州、日本を中心にグローバルで300台以上が稼働している。eキャンターは、車両総重量7.5トンクラス、急速充電では最大約1.5時間、普通充電では最大約11時間の充電で、航続距離は約100kmを確保。電気駆動システムはモーター(最大出力135kW、最大トルク390Nm)と、370V・13.5kWhの高電圧リチウムイオンバッテリーパック6個を搭載する。

北海道内で初となる顧客によるeキャンターの実証は、コープさっぽろの宅配システム「トドック」での使用にて2022年1月(予定)に実施。コープさっぽろが寒冷地である札幌市内にて、特に市街地や傾斜地での実走行距離や充電・配送時間やバッテリーの消費電力などのデータ測定を行い、同社の配送実務におけるeキャンターの性能を実証する。コープさっぽろは物流におけるCO2排出量削減を推進し、北海道内での宅配業務のカーボンニュートラル化におけるさらなる取り組みとして、今回の実証を行う。

MFTBCは、今回の配送業務での実証実験は日本の寒冷地で問題なく使用できることを顧客に体感してもらう良い機会ととらえ、カーボンニュートラルな輸送の実現を目指す顧客のビジネスに貢献していく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「間違いなく正解」新型トヨタ『RAV4』がSNSで話題沸騰! 注目グレードはやはり「GRスポーツ」
  2. 初代『NSX』が現代に甦る、ピニンファリーナデザインのスーパーカー「Tensei」発表…伊JAS
  3. トヨタがスーパーカー『GR GT』発表、4リットルV8ツインターボで650馬力以上…オールアルミ骨格採用
  4. ダイハツ『ミゼットX』に大阪バージョンが登場!“ソロキャン”向けの単座仕様に…Japan Mobility Show KANSAI 2025
  5. 「やっぱトヨタはすげぇよ…」新型スーパーカー『GR GT』発表にSNSは興奮の渦!「V8ツインターボはあつい!」「会長は国宝」など絶賛
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る