GMは11月22日、EVテクノロジーを船舶の分野に拡大することを目的に、Pure Watercraft社の25%の株式を取得した、と発表した。
Pure Watercraft社は、米国ワシントン州シアトルに本拠を置く。同社のゼロエミッション船外機の「Pure Outboard」は、最大出力50hpのモーターを搭載する。環境汚染を低減しながら船舶のパフォーマンスを向上させ、従来のシステムよりも維持コストを抑えているという。
GMは、2025年までに北米のEV市場におけるリーダーになるために、EVや自動運転車の技術に350億ドルを投資している。GMとPure Watercraft社の今回のコラボレーションは、将来の世代のためにゼロエミッションモビリティを拡大することで持続可能性を追求するというビジョンを共有し、EVの普及に必要なアプローチを反映しているという。
両社のコラボレーションでは、Pure Watercraft社のゼロエミッション船外機技術に、GMのエンジニアリングやサプライチェーン、製造面などのノウハウを組み合わせる。両社は、GMの技術をさまざまなアプリケーションに組み込みながら、船舶業界の電動化を加速するバッテリー式の船舶駆動システムを開発・商品化していく。
なお、両社のコラボレーションから生まれる製品は、後日発表される予定、としている。