レベル3の自動運転を可能にする第3世代LiDAR発表、2024年車載化へ…ヴァレオ

ヴァレオの第3世代の「スキャニングLiDAR」の作動イメージ
ヴァレオの第3世代の「スキャニングLiDAR」の作動イメージ全 1 枚

ヴァレオ(Valeo)は11月23日、第3世代の「スキャニングLiDAR」を発表した。2024年に、市販モデルに搭載される予定だ。

ヴァレオは、すでに15万基以上のスキャニングLiDARを生産しており、世界中のスキャニングLiDARスキャナー搭載車の99%がヴァレオ製だ。2030年までに新たな高級車の最大30%がレベル3の自動運転を可能にするとみられ、そのためにはLiDAR技術の搭載が不可欠となる。

ヴァレオの第3世代LiDARは、領域、解像度、フレームレートの点で高い性能を発揮する。450万画素、25フレーム/秒の割合で、車両周辺の3Dリアルタイム画像を再構築する。第2世代と比較して、解像度は12倍、領域は3倍、視野角は2.5倍に向上している。

この新しいLiDARは、独自の認識能力により、人間やカメラ、レーダーでは見えないものを見ることができる。これは、制限速度が時速130kmの高速道路を含む多くの状況(レベル2以上の自動運転)で、運転を車に委ねられることを意味する。このような状況であっても、第3世代のスキャニングLiDARを搭載した車両は、緊急事態を自律的に管理することができるという。

ヴァレオのスキャニングLiDARは、車の周囲にあるすべての物体を検出、認識、分類する。物体が動いている場合は、その速度と方向を測定する。スキャニングLiDARは、まぶしい明るさでも闇のような暗さでも、あらゆる光の状態に適応できる。雨粒の密度を測定して適切な制動距離を算出することも可能。ドライバーの視界に入っていなくても、近くの車両を追跡し、アルゴリズムによってその軌跡を予測して、必要な安全操作を動作させる。

これらの機能により、スキャニングLiDARは、同乗者や、車両の周囲にいる歩行者や自転車などの道路利用者を保護する。このLiDARは、搭載された車両以外の他の車両にも、クラウドを介して道路上の危険を知らせることができる、としている。

《森脇稔》

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