VW『ID.5』に高性能版「GTX」、ツインモーターは299馬力…受注を欧州で開始

GTXはEVの「GTI」に位置付け

0-100km/h加速は6.3秒

1回の充電での航続は最大490km

専用デザインのバンパーを採用

フォルクスワーゲン ID.5 GTX
フォルクスワーゲン ID.5 GTX全 15 枚

フォルクスワーゲンは11月22日、新型EVの『ID.5』をベースにした高性能モデル、『ID.5 GTX』(Volkswagen ID.5 GTX)の受注を欧州で開始した、と発表した。

写真:フォルクスワーゲン ID.5 GTX

◆GTXはEVの「GTI」に位置付け

「GTX」はパフォーマンスとデザインを重視し、「GTI」やプラグインハイブリッド車(PHV)の「GTE」と並んで、フォルクスワーゲンのEVのトップパフォーマンスモデルに位置付けられる。ID.5 GTXは、すでに欧州で発表されている『ID.4 GTX』に続く、GTX第2弾モデルとなる。

ID.5 GTXは、フォルクスワーゲングループの新世代EV向け車台「MEB」をベースに、デュアルモーター4WDシステムを搭載する。フル電動SUVクーペとして、エレガントなデザインと強力なツインモーター+4WDを採用しているのが特徴だ。

また、フルコネクテッドEVを標榜しており、無線でソフトウェア更新を受信できるという。車両が他車やインフラと通信を行う「Car2X」テクノロジーも搭載している。

フォルクスワーゲン ID.5 GTXフォルクスワーゲン ID.5 GTX

◆0-100km/h加速は6.3秒

フロントアクスルとリアアクスルの両方に電気モーターを搭載する。このツインモーター+4WDにより、強力な走行性能、優れたトラクション、スポーティなハンドリングを実現している、と自負する。

ベース車両のID.5のリアアクスルのモーターに加えて、フロントアクスルにもモーターを搭載する。駆動方式は、4WDだ。ツインモーターとインテリジェントに制御されたAWDを組み合わせた。

フロントのモーターは、強力なトラクションが必要な場合などに、瞬時に作動する。走行モードの「トラクション」を選択した場合、常時AWDになる。システム全体のパワーは299psで、0~100km/h加速を6.3秒で駆け抜ける。

フォルクスワーゲン ID.5 GTXフォルクスワーゲン ID.5 GTX

◆1回の充電での航続は最大490km

前後アクスルの間に蓄電容量77kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載する。1回の充電での航続は、最大490km(WLTPサイクル)。充電出力135kWの急速充電に対応しており、320kmの航続に必要なバッテリー容量を、約30分で充電できる。

新しい「ID.ソフトウェア3.0」を採用する。無線による更新と追加機能のアクティブ化が可能で、ソフトを常に最新の状態に保つことができる。新しいID.ソフトウェア3.0は、「ハロー、ID」と呼びかけると作動する自然な音声コントロールなど、さまざまな改良が施される。これで学習が可能になり、クラウドからの情報にオンラインアクセスできるようになるという。

充電パフォーマンスもアップデートされる。また、群データを利用した「トラベルアシスト」などの先進運転支援システム(ADAS)により、さらにリラックスした予測的な運転が可能になるという。メモリ機能を備えた新しいオプションの「パークアシストプラス」は、リクエストに応じてパーソナライズされた駐車プロセスを実行する。

フォルクスワーゲン ID.5 GTXフォルクスワーゲン ID.5 GTX

◆専用デザインのバンパーを採用

エクステリアは、専用デザインのバンパーでスポーティさを強調した。「IQ.Light」と呼ばれるLEDマトリックスヘッドライトは、インテリジェントハイビームを内蔵する。3D LEDテールライトも標準装備されており、外観をさらにダイナミックにしている。

「VDM(Vehicle Dynamics Manager)」は、EVパワートレインとシャシーの制御システムをネットワーク化する。オプションの「アダプティブDCC」シャシーでは、さらにドライビングダイナミクスが引き上げられるという。Dモードで惰性走行し、Bモードで減速時のエネルギーを回生する。

前面空気抵抗を示すCd値を0.27とした。この低い抗力係数は、効率を高め、航続を拡大する。エアロダイナミクス性能は、テールゲート一体スポイラーなどで追求された。フロントの電動冷却エアベントは、最適な空気の流れを確保するために、必要な場合にのみ開く、としている。

フォルクスワーゲン ID.5 GTXフォルクスワーゲン ID.5 GTX

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』次期型はプレミアムSUVに進化!? RAV4、クラウンとの差別化どうなる?
  2. 次期スズキ『ソリオ』は“走り”で逆襲! 新世代HEV採用で2027年以降登場か?
  3. テインのスズキ『エブリイワゴン』向け車高調、ローダウン2モデル・リフトアップ1モデルを一挙発売
  4. 斬新すぎるホンダの電動二輪『EV アウトライヤー・コンセプト』が世界的デザイン賞に
  5. スズキ『スペーシアカスタム』の快適性、ステアフィールを改善!テインのフルスペック車高調「フレックスZ」発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  4. ジョイフル本田、宇都宮店にソーラーカーポート設置…ホームセンター業界最大級の発電容量1126.4kW
  5. ENEOS、米化学品メーカーTPC買収へ…ブタジエン生産能力で世界3位に
ランキングをもっと見る