プジョー 308 新型やルノー メガーヌ、最終選考に…欧州カーオブザイヤー2022

プジョー 308 新型のPHV
プジョー 308 新型のPHV全 3 枚

欧州カーオブザイヤー主催団体は11月29日、「欧州カーオブザイヤー2022」(Car of The Year 2022)の最終選考7車種を発表した。

欧州カーオブザイヤーは、今年で35回を数える。欧州の20か国以上、約60名のジャーナリストが、欧州市場で2021年に発売された新型車の中から、ベストな1台を選出する。条件は、欧州の5か国以上で販売されているモデルであること。

欧州カーオブザイヤー2022の最終選考7車種は以下の通り。

●クプラ・ボーン
●ヒュンダイ・アイオニック5
●プジョー308
●シュコダ・エンヤク・アイ・ヴイ
●フォード・マスタング・マッハE
●キアEV6
●ルノー・メガーヌE-TECH

ルノーからは、『メガーヌ』改良新型のプラグインハイブリッド車(PHV)、メガーヌE-TECHが選出された。PHVシステムは、1.6リットル直列4気筒ガソリンエンジン(最大出力160hp)に2つの電気モーター、マルチモードクラッチレスギアボックス、蓄電容量9.8kWhの400Vバッテリーを組み合わせたものだ。

プジョーからは『308』の新型が選ばれた。新型には、2種類のPHVモデルが用意される。駆動方式はFFで、トランスミッションは8速ATを組み合わせた。「HYBRID 180 e」は、「PureTech」ガソリンエンジンが最大出力150hpを発生する。モーターは最大出力110hpを引き出す。EVモードでの航続は最大60km、CO2排出量25g/km(いずれもWLTP計測)。「HYBRID 225 e」は、PureTechガソリンエンジンが最大出力180hpを発生する。モーターは最大出力110hpを引き出す。EVモードでの航続は最大59km、CO2排出量26g/km(いずれもWLTP計測)となる。

EVでは、フォード『マスタング』シリーズのEV、フォード『マスタング・マッハE』が、最終選考に駒を進めた。マスタング・マッハEには、2種類のリチウムイオンバッテリーを用意する。288個のリチウムイオンセル仕様が蓄電容量75.7kWh、9376個のリチウムイオンセル仕様が蓄電容量98.8kWhだ。欧州仕様車の場合、1回の充電での航続は、最大600km(WLTP計測)となる。

なお、欧州カーオブザイヤー2022は、2022年2月に発表される予定だ。前回は、トヨタ『ヤリス』新型が受賞している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. 歴代最強? 新型ポルシェ『カイエン』はこうなる! 最上級グレードは1000馬力超え
  3. ジェイソン・ステイサムが『トランスポーター』つながりで魅力をアピール!? VWが新型カーゴバンをメキシコで発表
  4. 軽キャンピングカー最大級の空間、ダイハツ『アトレー』ベースで363万9000円から
  5. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る