ベントレー コンチネンタルGT に黒光りする「マリナーブラックライン」…欧州発表

エクステリアのクロームパーツをブラックに変更

キャビン全体に施されるステッチは約40万針

3つの部門で構成されるマリナー

ベントレー GT マリナー・ブラックライン
ベントレー GT マリナー・ブラックライン全 6 枚

ベントレーは11月30日、『GTマリナーブラックライン』(Bentley GT Mulliner Blackline)を欧州で発表した。『コンチネンタルGT』と『コンチネンタルGTコンバーチブル』にオプション設定される。

◆エクステリアのクロームパーツをブラックに変更

GTマリナーブラックラインでは、マリナーの手によってエクステリアのクロームパーツがブラックのパーツに置き換えられる。顧客が希望する多種多様なカスタマイズも「ブラックライン」によっていっそう引き立つ、と自負する。

マリナーの職人が手がけるGTマリナーブラックラインは、最新の『コンチネンタルGTマリナー』や『コンチネンタルGTマリナーコンバーチブル』とはエクステリアの趣が異なるという。ブライトウェアをブラックに変更したいという要望は高まりつつあり、現在、『コンチネンタルGT』シリーズ全体の38%をブラックラインが占めている。

GTマリナーブラックラインでは、ベントレーの「ウィングドB」エンブレムを除いて、エクステリアのすべてのブライトウェアがブラックに統一され、ラジエターグリルベゼルもブラックになる。コンチネンタルGTマリナーではアッパーミラーキャップがサテンシルバーとなるが、GTマリナーブラックラインでは黒光りする「ベルーガ」で仕上げられた。マリナー独特のマトリクスウィングベントもブラックアウトされ、「Mulliner」のロゴだけが明るく輝く。ラジエターグリルは、ブラックに明るい縁取りが施され、ブラックのバンパーロアグリルへとつながっている。

ベントレー GT マリナー・ブラックラインベントレー GT マリナー・ブラックライン

◆キャビン全体に施されるステッチは約40万針

GTマリナーブラックラインのホイールは22インチで、リムをブラック塗装仕上げとした。セルフレベリングバッジにはクロームのリングが付く。また、コントラストの効いたポリッシュ仕上げのマリナー製ブラックホイールもオプションとして追加される予定だ。

GTマリナーブラックラインは、コンチネンタルGTマリナーのラグジュアリーなインテリアを引き継いでいる。マリナーの多くのカラーから好みのものを選べるほか、豊富なレザーとステッチをベースにベントレーが推奨する3色のコンビネーションも、8種類が用意されている。

インテリアには「マリナー・ドライビング・スペシフィケーション」が標準設定される。シートとドアとリアクォーターパネルはベントレー独自の「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」キルトとした。コントラストとアクセントが効いたステッチが、ダイヤモンド模様を引き立てる。キャビン全体に施されるステッチは約40万針。ひとつのダイヤモンド模様に712針、その一針一針がダイヤモンド模様の中心部に向かって正確に配列されている。

パワートレインには、4.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンと6.0リットルW12気筒ガソリンエンジンが設定される。6.0リットルW12ツインターボエンジン(最大出力635ps、最大トルク91.8kgm)搭載車は、0~100km/h加速3.7秒、最高速333km/h。4.0リットルV8ツインターボエンジン(最大出力550ps、最大トルク78.5kgm)搭載車は、0~100km/h加速4秒、最高速318km/hの性能を備えている。

ベントレー GT マリナー・ブラックラインベントレー GT マリナー・ブラックライン

◆3つの部門で構成されるマリナー

ベントレーのマリナーは長い歴史を持つコーチビルダーだ。ベントレーのマリナーは顧客の注文を受けて、世界に1台のベントレーを生み出してきた。マリナーは現在、ベントレーのビスポーク部門として、専門の職人を擁する3つの部門で構成されている。

「ベントレーマリナーコーチビルド」部門では、顧客がパーソナルコミッションガイドを介して専任デザイナーと打ち合わせを重ねて、車両を仕立てる。この部門で最初に製作したのが、『マリナー バカラル』だ。

「ベントレー マリナー クラシック」部門では、マリナーのスペシャリストらで構成されるチームによって、クラシックモデルが一台一台手作業で製作される。初めての復刻モデルは『ブロワー コンティニュエーション シリーズ』だった。

3つ目の部門である「ベントレー マリナー コレクション」は、ベントレーのラインアップをベースにラグジュアリー性をさらに高めた派生モデルを製作。新車のカスタマイズにも対応している。

《森脇稔》

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