復活のワーゲンバス、最終デザインが見えた!VW ID.BUZZ、発売は2022年内か

VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)
VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)全 16 枚

VWは現在、通称「ワーゲンバス」の再来と伝えられる『ID.BUZZ』を開発しているが、いよいよその最終デザインがヴェールを脱いだ。「Spyder7」がスクープした。

ID.BUZZはカーゴ(商用車)バージョンと乗用車バージョンを用意するEVバンで、そのルックスは、Tシリーズの前身である『タイプ2』(通称:ワーゲンバス)を彷彿とさせる。2017年にコンセプトカーが公開されてから4年の歳月を経て、いよいよ発売が迫る。

VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)

豪雪のフィンランドで目撃したプロトタイプは、両側に引き戸とサイドウィンドウが付いており乗用車バージョンとみていいだろう。薄いカモフラージュは施されているものの、最終デザインが露出。2017年のコンセプトモデルからいくつかの変更が加えられている。

正面からみると、LEDデイタイムランニングライトバーが特徴的なヘッドライトが目を引く。下部フロントグリルはオリジナルコンセプトより大幅に小さく、オールブラックに仕上げられているほか、バンパー両サイドには円形フォグランプが配置されている。

側面では、ヘッドライトのコーナーから、テールライトまで伸びる力強いキャラクターラインが特徴的だ。運転席側のフロントクォーターパネルにはコンパクトな充電ポートが確認できる。下部の黒いクラッディングは保護パーツとみられるが、おそらく市販型では削除されるはずだ。

VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)VW ID. BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)

後部では、アグレッシブなLEDテールライトを装備。白いステッカーでブランドロゴを隠しているほか、ボディの底には牽引用のバーが見てとれる。

キャビン内では、ハンドルの奥に湾曲したデジタルメーターパネルを装備。中央のダッシュボードには大型のフローティングスタイルのタッチスクリーンを配置するなど、IDファミリーとしてインテリアデザインの多くを共有していることがわかる。

ID.BUZZは、VWグループの「MEB」プラットフォームを採用。48kWh~111kWhのバッテリーを積むと見ている。ベースモデルは後輪駆動で最高出力201psを発揮、オプションで全輪駆動が用意されるだろう。注目は111kWhバッテリーを積むハイエンドモデルで、前後にデュアルモーターを搭載、システム合計365psを発揮し、航続は342マイル(550km)と噂されている。また太陽光を利用して航続距離を最大15km伸ばすソーラーパネルルーフが用意されるという。

令和のワーゲンバスとも言えるID.BUZZ市販型の発売は、欧州市場が2022年内、米国市場は2023年の発売が予想されている。日本への導入はあるか、注目だ。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. 燃えるエアフィルターに有害なブレーキも…メルセデスベンツの粗悪偽造品、2024年は150万点超を押収
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る