【スズキ アルト 新型】マイルドハイブリッド採用、燃費は軽最高…価格94万3800円から

スズキ アルト ハイブリッドX(ダスクブルーメタリック ホワイト2トーンルーフ)
スズキ アルト ハイブリッドX(ダスクブルーメタリック ホワイト2トーンルーフ)全 51 枚

スズキは、軽乗用車の『アルト』新型を発表、12月22日より販売を開始する。「A」「L」「ハイブリッドS」「ハイブリッドX」の4グレードを展開し、価格は94万3800円から137万9400円。

アルトは1979年5月、運転のしやすさ、使い勝手のよさ、経済性の高さなどを兼ね備えた実用的な軽自動車として発売され、新しい市場を切り拓いた。以来、時代にあわせて機能や性能を進化。42年、8代にわたり多くのユーザーに支持され、国内累計販売台数は約526万台となるスズキの軽自動車を代表するモデルだ。9代目となるアルト新型は誰もが気軽に安心して乗れる、世代を超えて親しみやすく愛着のわくデザインを採用。また、マイルドハイブリッドの搭載で燃費性能を向上させたほか、「スズキ セーフティ サポート」を全車に標準装備し、安全性能を高めている。

◆親しみやすく愛着のわく内外装デザイン

デザインコンセプトは「気軽」「安心」「愛着」。丸みを帯びた柔らかなフォルムの中に楕円形のモチーフを取り入れ、誰もが気軽に安心して乗れる親しみやすいエクステリアデザインとした。また、LEDヘッドランプを採用したフロントマスクにはヘッドランプと一体感のあるメッキフロントバンパーガーニッシュを採用。ホイールには、シャープなスポーク形状の14インチアルミホイールのほか、楕円形をモチーフとした14インチフルホイールキャップを設定した。

インテリアもエクステリア同様、抑揚のある面や線で厚みと立体感を表現した毎日乗っても飽きのこないデザインとした。インパネとドアトリムに落ち着きのあるネイビーカラーを採用し、質感の高さや居心地のよさを表現。デニム調のシート表皮は背面をブラウンとし、シート全体で親しみやすさを演出している。

スズキ アルト カラーバリエーションスズキ アルト カラーバリエーション

ボディーカラーは新色の「ダスクブルーメタリック」と「ソフトベージュメタリック」をはじめとするモノトーンカラーに加え、ホワイト2トーンルーフ車4色を含む計12パターンを設定した。

◆マイルドハイブリッド搭載で軽自動車トップの低燃費

アルト新型は、優れた燃費性能と軽快な走りを実現するR06D型エンジンとISG(モーター機能付発電機)、専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせた独自のマイルドハイブリッドシステム搭載モデルを設定。軽自動車トップの27.7km/リットル(WLTCモード)を達成し、軽自動車初の2030年度燃費基準95%達成でエコカー減税(重量税)/免税(ハイブリッドS、ハイブリッドXの2WD車)となる。

A、Lグレードは低燃費と力強い走りを両立するR06A型エンジンと、減速時のエネルギーで発電・充電し、無駄な燃料消費を抑える「エネチャージ」を採用。発電によるガソリン消費を最小限に抑えるとともに、エンジンへの負担を軽減して軽快な走りにも貢献する。

リヤパーキングセンサー(検知イメージ)リヤパーキングセンサー(検知イメージ)

◆予防安全技術「スズキセーフティサポート」を全車標準装備

安全面ではガラスエリアを拡大し、視界を広くしたほか、予防安全技術「スズキセーフティサポート」と6エアバッグ(運転席・助手席SRSエアバッグ、フロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグ)を全車に標準装備した。スズキセーフティサポートは、夜間の歩行者も検知するステレオカメラ方式の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」をはじめ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能を装備する。

また、運転に必要な情報をフルカラーで見やすく表示するヘッドアップディスプレイを採用し、視線移動を減らすことでドライバーの視線移動の負担を軽減。ステレオカメラが認識した道路標識をヘッドアップディスプレイに表示する標識認識機能[最高速度、はみ出し通行禁止、補助標識「終わり」、一時停止、車両進入禁止]も採用する。

全方位モニター用カメラ装着車には、すれ違い支援機能を搭載する。狭い道を低速(5km/h以下)で走行中、ステレオカメラが対向車とのすれ違いを検知し、自動でモニターに「サイド(左側)+フロント映像」を表示。狭い道でのすれ違いで死角を減らし、壁や対向車との接触防止をサポートする。

スズキ アルト L(シート)スズキ アルト L(シート)

◆室内空間拡大、前席の乗降性も向上

アルト新型は、従来モデルと比べ、全高を50mm、室内高を45mm、室内幅を25mm拡大。前席・後席ともに広いヘッドクリアランスやゆとりあるショルダールームとすることで広い室内空間を実現している。また、フロントドア開口部の高さを20mm拡大して前席の乗降性を向上。室内空間を拡大しながら、最小回転半径は4.4mとし、良好な小回り性を実現している。

◆スズキ国内初の7インチディスプレイオーディオ採用

メインユニットには、スズキ国内初となる7インチのディスプレイオーディオを採用。バックアイカメラや全方位モニターの映像を表示できるほか、燃費、航続距離情報や車両警告情報など、車両情報の確認ができる。このほか、ラジオの視聴やBluetooth接続による音楽再生、スマートフォンとの連携によるナビ表示、ヘッドアップディスプレイへの交差点案内※8表示など充実した機能を搭載する。

また、ドライバーから手の届く位置に豊富な収納スペースを設置。新設のインパネトレー(助手席)やフロアコンソールトレー、インパネドリンクホルダー(運転席、助手席)をはじめ、大型のスマートフォンも収納できるインパネセンターポケットなどを備える。インパネ中央には、スマートフォンなどが充電できるUSB電源ソケット(2個)を新たに装備する。

軽量衝撃吸収ボディー「テクト」軽量衝撃吸収ボディー「テクト」

◆軽量・高剛性プラットフォーム「ハーテクト」採用

優れたボディー剛性と防音・防振対策により快適な乗り心地と静粛性を実現

ボディには、剛性、衝突性能、走行性能などに優れ、軽量化にも貢献する軽量・高剛性のプラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用した。バックドア、センターピラー、サイドドアでそれぞれ環状構造を形成する「環状骨格構造」とすることで、ボディ全体の剛性を向上。ボディのルーフパネルとルーフメンバーの接合部に高減衰マスチックシーラーを採用し、こもり音や雨音を低減している。


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《纐纈敏也@DAYS》

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