ホットロッドカスタムショー2021…シュアショットが連覇、ハーレーは最後のスポーツスター、来場1万人超え

2年ぶり開催、来場者1万1000人

シュアショットが2回連続ベストの快挙!

ハーレーは最後のスポスタを初披露!

インディアンがカスタムファンへ猛アピール

栄えあるベスト・オブ・モーターサイクルに輝いたシュアショットの『DST』。
栄えあるベスト・オブ・モーターサイクルに輝いたシュアショットの『DST』。全 25 枚

◆シュアショットが2回連続ベストの快挙!

栄えあるベスト・オブ・モーターサイクルに輝いたシュアショットの『DST』。栄えあるベスト・オブ・モーターサイクルに輝いたシュアショットの『DST』。

カスタムの祭典「YOKOHAMA HOTROD CUSTOM SHOW」(ヨコハマ・ホットロッド・カスタムショー。12月5日、パシフィコ横浜)が2年ぶりに開催され、1万1000人の来場者を集めた。

展示されたバイクは500台、クルマ200台。栄えあるベスト・オブ・モーターサイクルに輝いたのは、SURESHOT/シュアショット(千葉県八街市)の『DST』。シュアショットは前回覇者で、2回連続で頂点に立つ快挙を成し遂げた。

『DST』は1997年のFXDダイナモデルをベースに、FXSTソフテイルのようなリジッドフレームのシルエットを見事に再現。コーナリングでもアグレッシブにスポーツライディングできるリヤサスペンションを備えたチョッパーカスタムとしている。片持ち式スイングアームで右側のサブフレームを脱着式にするなど細部まで見どころ満載だが、モノサスを跨ぐように配置されるフューエルタンクはアルミのシートメタルからフルスクラッチ。マットキャンディオレンジで仕上げられた。

◆最後のスポスタを初披露!

ハーレーダビッドソンは最後の空冷スポーツスターとなる『フォーティーエイトファイナルエディション』を初公開。ハーレーダビッドソンは最後の空冷スポーツスターとなる『フォーティーエイトファイナルエディション』を初公開。

海外メーカーも出展し、ハーレーダビッドソンは最後の空冷スポーツスターとなる『フォーティーエイトファイナルエディション』を初公開。ライドインショーにてハーレーダビッドソンジャパンの野田一夫代表取締役が自ら乗り込み、披露した。日本限定1300台で、全国110余りの正規ディーラーからは即日完売となった報告が相次ぐほどの大反響となっている。

ライドインショーでは水冷エンジンを積む話題の新型『スポーツスターS』や1957年式の初代『XLスポーツスター』も同時に入場。スポーツスターの系譜を感じさせる演出、展示内容であった。

BMWモトラッドジャパンは、主催するMOONEYESとのコラボレーションを実現した『R18クラシック』を展示。BMWモトラッドジャパンは、主催するMOONEYESとのコラボレーションを実現した『R18クラシック』を展示。

BMWモトラッドジャパンは、主催するMOONEYESとのコラボレーションを実現した『R18クラシック』を展示。日本のピンストライパーの第一人者であり、パイオニアといえる存在の“WILD MAN(ワイルドマン)”石井氏によってデザインされ、MOONEYESの象徴的パーツといえる“ムーンディスク”や“バレル型タンク”を彷彿とさせるシルバーのヘアラインを採用。世界で一台だけの特別車両となった。

排気量1801ccの空冷OHVビッグボクサーツインを積む『R18B』やブラック&イエローのヒストリックカラーを身にまとう『R nineT アーバンG/S 40周年エディション』もブースに置き、カスタムバイクファンらにアピールした。

◆インディアンもカスタムファンへ猛アピール

水冷Vツインエンジンを搭載する『チャレンジャー・ダークホース』。水冷Vツインエンジンを搭載する『チャレンジャー・ダークホース』。

インディアンモーターサイクルは1768ccの水冷Vツインエンジンを搭載する『チャレンジャー・ダークホース』をディスプレイ。挟角60度のV型2気筒SOHC4バルブは最高出力122hp、最大トルク178Nmを発揮し、バガーマシンによって競われ、米国で人気沸騰中の「キング・オブ・バガース」では、2020年の開催初年度に圧倒的速さを見せつけシリーズタイトルを獲得している。

空冷サンダーストローク116エンジンを心臓部に持つ『チーフ・ダークホース』や、ボバースタイルの『スカウト ボバー トゥエンティ』、さらにトレリスフレームに1203ccVツインエンジンを積む『FTRラリー』のカスタム車もディスプレイ。存在感をアピールした。

また、モータリスト合同会社はイタリアのファンティックを持ち込んだ。1969年創業で伝統的にオフロードモデルを得意とするが、主力モデルが「キャバレロ」シリーズ。ストロークの長いサスペンションやオフロードタイヤを備える『Rally 500』はハードなオフロード走行にも対応する。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
  3. ホンダ『プレリュード』新型、シビック タイプRのサスペンションとブレーキ技術搭載へ
  4. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
  5. “セピアブラウン”のポルシェコレクター、元レーサーが語る半世紀の「恋愛」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る