アウディの新電動車プロジェクト「アルテミス」、VWのEV専用工場で生産へ…2024年から

アウディの新プロジェクト、「アルテミス」のイメージ
アウディの新プロジェクト、「アルテミス」のイメージ全 2 枚

フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は12月9日、ドイツ・ハノーバー工場をEV専用工場とし、アウディの新プロジェクト「アルテミス」(Artemis)の最初のモデルを、2024年から生産すると発表した。

アルテミスは、2020年4月にアウディの新しいCEOに就任し、フォルクスワーゲングループの研究開発担当取締役を兼務するマルクス・ドゥスマン氏が、迅速に車両を開発するために立ち上げた新しいプロジェクトだ。

アルテミスは、特定のモデルに向けて、電気自動車用の新しいテクノロジーや高度な自動運転技術を実現することに焦点を当てる。最初のタスクは、2024年の生産開始が予定されている高効率な電気自動車を開発することだ。

アルテミスの市販EVには、フォルクスワーゲングループの次世代オペレーティングシステム「VW.OS」の全機能が初めて搭載される予定だ。アルテミスのデジタルサービスは、ドイツ・インゴルシュタットに拠点を置くグループの新しい組織、「car.Software.org」から提供される。このクリエイティブなチームは、車両関連の広範囲なエコシステムも開発し、車両の利用フェーズ全体における新しいビジネスモデルを構築することを目指している。

また、プロジェクトチームには大きな自由度が与えられる。ハイテク技術の中心組織として機能しているドイツ・インゴルシュタットの「INCampus」から、米国の西海岸にある研究開発センターに至るまで、グループの能力をグローバルに活用することができる、としている。

《森脇稔》

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