キャンピングカー、4割以上が「トイレは不要」と回答…災害用ポータブルトイレで代用も

キャンピングカーのトイレ
キャンピングカーのトイレ全 4 枚

情報サイト「キャンピングカー比較ナビ」を運営するキャンピングカー株式会社は、「キャンピングカーにトイレは必要?」の調査結果を発表。不要と考える人が4割以上にのぼることがわかった。

キャンピングカー比較ナビでは、キャンピングカーの気になるところをオーナーなどに尋ねる「みんなのアンケート」を9月より開始。購入検討者がリアルかつ有益な情報を知ることができるコーナーとして好評を博している。今回、9月14日から12月8日に実施した「キャンピングカーにトイレは必要?」の結果を発表した。

調査結果によると、「キャンピングカーにトイレはいる」は58%、「いらない」は42%。接戦ながらトイレ必要派が不要派を上回った。

キャンピングカーを選ぶ際、悩みどころとなるのがトイレの必要性。限られたスペースと予算、限られた膀胱(?)のつばぜり合いはこれまでも長く議論されてきた。移動可能な「宿泊施設」でもあるキャンピングカーに、トイレはないよりもあった方がよいのに、なぜここまで「いらない」という人が多いのか?「いらない」派の意見をまとめてみた。

・コンビニや道の駅など清潔なトイレがいたるところにあるため必要ない
・欧米と異なり、トイレがない場所で長期宿泊することが少ない
・排泄物を処理できる場所・施設が少ない。または抵抗感がある
・トイレを設置すると臭いが気になる
・購入する際トイレを設置すると乗り出し費用が高くなる
・トイレスペースを確保する事で車内空間が狭くなってしまう

こうした考えから、日本ではキャンピングカーにトイレは「いらない」と判断する人が多くなる。そこには欧米とは異なり、狭い道が多い日本独自の交通事情からくるキャンピングカーのサイズ的な事情や、清潔なトイレが24時間使える日本独自の生活環境が影響していることが見てとれる。とはいえ、後からやっぱりトイレがあった方がよかったと思ってもレイアウト変更するのは簡単ではないのがキャンピングカーの悩みどころ。

そこで解決策として最近注目を集めているのが、「マルチルーム+ポータブルトイレ」の組み合わせ。居室の一部を多用途に利用できる「マルチルーム」に必要な時は「ポータブルトイレ」を設置し、トイレスペースとして利用する。トイレとして使用しないときには、スキーやスノーボードなど長尺の収納や、クローゼットとして利用といったフレキシブルな活用が可能だ。

また、トイレは臭いや排泄物の処理が負担になる。そこで最近注目を集めているのが災害時にも活躍しているポータブルトイレ「ラップポン・トレッカー」。もともと災害時を想定しているため、水を使用しなくても利用できるように設計されており、熱圧着で臭いを閉じ込めて排泄物を処分ができるためキャンピングカー所有者から人気を集めている。ラップポン・トレッカーはバッテリー駆動可能。車外に持ち出し、キャンプ時や災害時などの防災用としても活用ができる。

《纐纈敏也@DAYS》

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