レクサス、4シーターオープンEV開発へ…「IS-C」後継か

レクサスの4シーターオープンEVのティザー写真
レクサスの4シーターオープンEVのティザー写真全 12 枚

レクサス(Lexus)は12月14日、トヨタ自動車のEV新戦略発表の場において、4シーターオープンEVのティザー写真を公開した。

現行レクサスのラインナップにおけるオープンモデルが、『LC500コンバーチブル』。パワートレインは、5.0リットルのV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンで、最大出力477psを発生する。レクサスは、これに続く4シーターオープンを、EVで開発する。

ティザー写真では、LC500コンバーチブルよりも、後席の空間が確保されているように見える。また、競合車には、メルセデスベンツ『Cクラスカブリオレ』や、BMW『4シリーズカブリオレ』を想定しているようにも見受けられる。

かつてレクサスが、メルセデスベンツCクラスカブリオレなどと同じクラスに用意していた4シーターオープンが、『IS-C』だ。2008年秋、パリモーターショー2008でワールドプレミアされた。4ドアセダンの『IS』シリーズに設定された初の2ドアモデルで、アルミ製の電動3分割ルーフを装備しており、20秒でトップの開閉ができるのが特徴だった。

レクサス IS250Cレクサス IS250C

スタイリングはISのスポーティでダイナミックな雰囲気を残しながら、2ドアらしい上品で華やかなムードを強調。ボディサイドのウェストラインは4ドアよりも高い位置に置かれていた。フロントのバンパーも4ドアとは異なる専用デザインで、テールランプにLEDが組み込まれていたのも4ドアとの違いだった。

電動ルーフは軽量なアルミ製で、3分割されてトランクに格納される。トップの開閉にかかる時間は20秒。当時の3分割の電動メタルトップ車としては、世界最速の開閉時間を実現していた。

IS-Cは2014年、販売を終了した。以来、レクサスは、このクラスの4シーターオープンを用意していない。今回公開された4シーターオープンEVのティザー写真が、IS-Cの後継車として登場する可能性もある。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る