トヨタ、ピックアップトラックに初のEV設定へ

トヨタのピックアップEVコンセプト(12月14日に東京で公開されたフルサイズモデル)
トヨタのピックアップEVコンセプト(12月14日に東京で公開されたフルサイズモデル)全 12 枚

トヨタ自動車(Toyota)は12月14日、EVに関する新戦略を発表した。2030年までに30車種のEVを世界市場に投入する計画で、コンセプトカーを中心に16台のEVが公開された。

初公開されたコンセプトEVの1台が、ピックアップトラックだ。ピックアップトラックのメイン市場、北米向けに開発されるモデルと見られる。トヨタがピックアップトラックにEVを設定するのは、初めてとなる。

米国の自動車メーカーは、電動ピックアップトラックの開発に注力している。フォードモーターは、大型ピックアップトラックのフォード『F-150』のEV 、『F-150ライトニング』を2022年から生産する。フォードF-150は、米国のベストセラー車のフォード『Fシリーズ』の主力モデル。フォードモーターは、米国最量販車にEVを設定することにより、電動化を加速していく。

また、GMは、GMCブランドの『ハマーEVピックアップ』に続いて、シボレーブランドのフルサイズピックアップトラックの『シルバラード』に、ブランド初のEVピックアップトラックを設定する。『シルバラードEV』は2022年1月、米国で開催されるCES 2022で初公開される予定だ。

今回、トヨタが初公開したピックアップトラックのコンセプトEVは、フォード150ライトニングやシボレーシルバラードEVよりも車体がひと回り小さい中型ピックアップトラックとなるようだ。現行ラインナップでは、『タコマ』クラスのEVとなる。

タコマは、トヨタの北米市場向けの中型ピックアップトラックで、米国の中型トラックセグメントでは長年、ベストセラー車に君臨している。現行タコマは3世代目モデルで2015年1月、デトロイトモーターショー2015でワールドプレミアされた。デザインは、米国カリフォルニア州のCALTYが担当している。

《森脇稔》

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