ベントレー ベンテイガ、11台限定でカスタム…英国のアウトドアがモチーフ

釣りや乗馬など英国を代表するアウトドアアクティビティを反映

インテリアに特注の象眼細工

3つの部門で構成されるマリナー

ベントレー・ベンテイガ の「アウトドアPursuitsコレクション」
ベントレー・ベンテイガ の「アウトドアPursuitsコレクション」全 11 枚

ベントレー(Bentley)は12月20日、マリナーが『ベンテイガ』に特別なカスタマイズを施した「アウトドアPursuitsコレクション」を発表した。英国本国で3仕様、合計11台が限定生産される予定だ。

◆釣りや乗馬など英国を代表するアウトドアアクティビティを反映

アウトドアPursuitsコレクションでは、釣り、乗馬、犬の散歩と、英国を代表する3つのアウトドアアクティビティをモチーフに、手作業でカスタマイズを行う。職人技とオーダーメイドのディテールに満ちたインテリアで表現されたベンテイガは、英国の自然を祝うものになるという。

それぞれのベンテイガには、森をイメージした刺繡、ハンドクロスステッチ、それぞれのアウトドアテーマを説明するダッシュボードパネル、クロームオーバーレイなど、数々のオーダーメイドによるカスタマイズを組み合わせている。

ドア、シートバックポケット、グラブハンドルの内側には、ウールの織り仕上げが施された。サンドヘリンボーンツイードは、室内全体のメインレザーとセカンダリレザーとの間で自然な色合いを保つ。ボディカラーには、ハバナ、カンブリアグリーン、マグネティックが選ばれた。

ベントレー・ベンテイガ の「アウトドアPursuitsコレクション」ベントレー・ベンテイガ の「アウトドアPursuitsコレクション」

◆インテリアに特注の象眼細工

アウトドアPursuitsコレクションでは、ベントレーの職人技により、植物から得られる樹脂のリキッドアンバーを加工して使用した。特注の象眼細工には、例えばジャンプする馬のモチーフ、フライフィッシング、英国のフォックスハウンドなどがある。

22インチの10本スポークアルミホイールは、ボディカラーの塗装に合わせてから、ダイヤモンドを回転させて研磨し、最終的に表面を仕上げた。室内には、LEDベントレーウェルカムライトや照明付きのシルプレートが装備されている。

パワートレインでは、4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを選択した場合、最大出力550ps、最大トルク78.5kgmを引き出す。トランスミッションは8速ATで、0~100km/h加速4.5秒、最高速290km/hの性能を発揮する。このエンジンは、特定の状況において、8気筒のうちの4気筒を休止する。このシステムが、欧州複合モード7.5km/リットルの燃費に貢献しているという。

ベントレー・ベンテイガ の「アウトドアPursuitsコレクション」ベントレー・ベンテイガ の「アウトドアPursuitsコレクション」

◆3つの部門で構成されるマリナー

ベントレーのマリナーは長い歴史を持つコーチビルダーだ。ベントレーのマリナーは顧客の注文を受けて、世界に1台のベントレーを生み出してきた。マリナーは現在、ベントレーのビスポーク部門として、専門の職人を擁する3つの部門で構成されている。

「ベントレーマリナーコーチビルド」部門では、顧客がパーソナルコミッションガイドを介して専任デザイナーと打ち合わせを重ねて、車両を仕立てる。この部門で最初に製作したのが、『マリナー バカラル』だ。

「ベントレー マリナー クラシック」部門では、マリナーのスペシャリストらで構成されるチームによって、クラシックモデルが一台一台手作業で製作される。初めての復刻モデルは『ブロワー コンティニュエーション シリーズ』だった。

3つ目の部門である「ベントレー マリナー コレクション」は、ベントレーのラインアップをベースにラグジュアリー性をさらに高めた派生モデルを製作。新車のカスタマイズにも対応している。

《森脇稔》

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