軽バン&軽トラ…存在感の大きい小さな15車種[写真44点]

ダイハツ・ハイゼットカーゴ
ダイハツ・ハイゼットカーゴ全 44 枚

ダイハツ工業は、軽商用車『ハイゼットカーゴ』をフルモデルチェンジ、同時に『ハイゼットトラック』をマイナーチェンジし、12月20日に発売した。軽商用車の新車販売台数は2020年度に39万4861台、2020年3月末の保有台数は834万3443台で、商用車のうち58%が軽自動車だ。

新車販売台数は全国軽自動車協会連合会調べ、保有台数に占める軽自動車の割合は自動車検査登録情報協会調べ。

軽自動車の商用車で、バンは8車種、トラックは7車種があるものの、OEM供給車種が多く、バンはスズキ『エブリイ』、ダイハツ『ハイゼットカーゴ』、ホンダ『N-VAN』の3車種、トラックはスズキ『キャリイ』、ダイハツ『ハイゼットトラック』の2車種がオリジナルモデルだ。ダイハツ『アトレー』も商用規格となったが、乗用用途(レジャーなど)なので本稿で扱う軽バンからは除外した。

三菱、マツダ、日産の軽バンはエブリイをベースにそれぞれ『ミニキャブバン』、『スクラムバン』、『NV100クリッパー』を仕立て、スバル、トヨタはハイゼットカーゴをベースにした『サンバーバン』、『ピクシスバン』を販売する。

ダイハツ・ハイゼットトラックダイハツ・ハイゼットトラック

三菱、マツダ、日産の軽トラックはキャリイをベースにした『ミニキャブトラック』、『スクラムトラック』、『NT100クリッパー』、スバル、トヨタの軽トラックはハイゼットトラックをベースにした『サンバートラック』、『ピクシストラック』だ。ホンダは現在、軽トラックをラインナップしていない。

トヨタ・ピクシスはダイハツ・ハイゼットと同時にモデルチェンジしているが、スバル・サンバーは従来型が継続して販売されている。

●バン
スズキ・エブリイ
ダイハツ・ハイゼットカーゴ
三菱ミニキャブバン
(←スズキ・エブリイ)
スバル・サンバーバン
(←ダイハツ・ハイゼットカーゴ従来型)
マツダ・スクラムバン
(←スズキ・エブリイ)
日産NV100クリッパー
(←スズキ・エブリイ)
トヨタ・ピクシスバン
(←ダイハツ・ハイゼットカーゴ)
ホンダN-VAN

●トラック
スズキ・キャリイ
ダイハツ・ハイゼットトラック
三菱ミニキャブトラック
(←スズキ・キャリイ)
スバル・サンバートラック
(←ダイハツ・ハイゼットトラック従来型)
マツダ・スクラムトラック
(←スズキ・キャリイ)
日産NT100クリッパー
(←スズキ・キャリイ)
トヨタ・ピクシストラック
(←ダイハツ・ハイゼットトラック)

スズキ・エブリイスズキ・エブリイ

スズキ・エブリイ……スズキ・エブリイの現行型は2015年にフルモデルチェンジ、2021年9月が最新の仕様変更だ。「広さ」「低燃費」「使いやすさ」を追求した軽ワンボックスを謳う。「エブリイ」の車名はもともとキャリイのグレード名としてスタート、現在はバンとワゴンがエブリイ、トラックがキャリイとなっている。

スズキ・キャリイ……1961年10月に「スズライトキャリイFB型」として発売。高い経済性と耐久性、使いやすさという基本コンセプトを変えることなく、身近な働くクルマとして進化を続けてきた。国内累計販売台数は468万台を達成した(2021年6月末現在、スズキしらべ)。現行型は2013年にフルモデルチェンジ、2021年8月に最新の仕様変更が施されている。

ダイハツ・ハイゼット……ハイゼットシリーズは、1960年にダイハツ初の軽四輪車として誕生。ユーザーのニーズを追求し、時代変化に合わせ進化し続けてきたロングセラーだ。農業など一次産業から建設業、配送業等、幅広い業種のユーザーの“働く相棒”として、地方部から都市部まで全国で愛用される。累計生産台数は750万台以上(2021年11月末現在、ダイハツしらべ。OEM供給のぞく)。

ホンダN-VAN……働く人々の生活を見つめ、さまざまな仕事での使いやすさや優れた走行性能、安全性能を追求し、軽バンの新基準となることをめざして開発。2018年7月に発売された。燃料タンクを前席の下に収めるセンタータンクレイアウト採用により荷室を低床化した。リアシートに加え、助手席にもダイブダウン機構を採用することで、助手席からリアシート、テールゲートまでフラットな空間を実現した。さらに、軽バンのセンターピラーレス仕様により、助手席側に大きな開口部を設定した。

ホンダN-VANホンダN-VAN

《高木啓》

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