シボレー シルバラードEV 発表、GMは2025年までに30車種以上のEV…CES 2022

CE2022の基調講演で、シボレー・シルバラードEVを発表するGMの会長兼CEOのメアリー・バーラ氏
CE2022の基調講演で、シボレー・シルバラードEVを発表するGMの会長兼CEOのメアリー・バーラ氏全 11 枚

ゼネラルモーターズ(GM)は1月5日(現地時間)、開催中のCES 2022にオンラインで基調講演に参加し、電気自動車の大量採用に伴う同社の現況について概説。2023年には大型ピックアップの電動車(BEV)、シボレーシルバラードEV』を発売すると発表した。

【画像全11枚】

登壇したGMの会長兼CEOのメアリー・バーラ氏は、「私は歴史の舞台に立っている」とし、掲げる目標は「2040年までにカーボンニュートラル企業になること」とし、その実現のために「電気自動車と自動運転車に350億ドルを投資する」と述べた。また、2025年までには30車種以上の電気自動車をグローバルで発売する計画で、2035年までにはすべての新しい小型車も電気自動車に転換していくことも明らかにした。

電動化に欠かせないバッテリーに対しては、その需要を満たすためにすでに2つのバッテリー工場を建設中で、100%再生可能エネルギーで全米の施設に電力を供給する体制も整えるとした。さらに充電インフラの整備も積極的に推し進め、米国とカナダでEV充電のアクセス性を向上させていく。これらを推進していくことで「GMはバッテリーの需要を満たすためにもっとも垂直的に統合された企業の一つになる」と述べた。

こうした中で発表されたのが、大型ピックアップトラック、シルバラードEVである。最大のポイントは、電動車としても機能面や使い勝手は従来の内燃機関モデルと何ら変わらないどころか、EVとしての特徴を活かしたメリットも数多く備えたという。そのシルバラードは2023年よりベースモデルのワークトラック(WT)モデルを発売し、3万ドルというこのクラスとしては破格の価格を予定。そして23年秋にはハイエンドモデル「RST」を3万9900ドルで発売するとした。

このシルバラードEVは、GMのEV戦略の基盤となるもので、ゼロエミッションを推進する「ウルティウムEVアーキテクチャ」を利用する。バッテリーはフル充電で推定航続距離は400マイル(640km)以上を確保。最大350kWのDC急速充電機能に対応しており、GM試算では10分の充電で約100マイルの走行が可能になるという。また、3つのパワーアウトレットを持ち、計10.2kWを提供でき、キャンプや仕事場、災害時にも役立つ。さらにアクセサリー充電コードを使えば、EV to EV充電も可能にするという。

また、シルバラードEVで使われたアルティウムEVアーキテクチャは、他車種への展開も計画されており、2023年に約3万ドルで発売を予定するシボレー『エクイノックスEV』や、より大型のシボレー『ブレイザーEV』にも広げられる予定。これらについてシボレーのスティーブ・ヒル副社長は「米国で最も急成長しているセグメントの1つで、この手頃な価格で提供することはシボレーがすべての人にEVを提供することを証明するものだ」と述べた。

一方、この日の基調講演では「2020年の中盤までに個人向けの自律走行車を販売する」ことも明らかにされた。GMは自動運転車を手掛ける子会社クルーズがロボットタクシーを最初にスタートさせることを明らかにしているが、バーラ氏はこの個人向けにも言及したのだ。その時期についてバーラCEOは「個人向け自律走行車の小売り販売で市場最速を目指し、2020年代半ばを目標にしている」ことを明らかにした。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 初代ホンダ NSXベースのスーパーカー『Tensei(転生)』、北米販売体制が決定
  2. 発表秒読み?…ホンダ『フィット』7月改良、4グレード構成に刷新か
  3. スズキ『ワゴンR』次期型、発売は2027年前半か…販売推移から見えるフルモデルチェンジの方向性
  4. レクサス『NX』ビッグマイナーチェンジはこうなる…新デザイン採用で商品力を大幅強化か
  5. メルセデスベンツ『CLA』新型、特別先行予約を開始 エンジン車は663万8000円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国勢にも対抗する競争力のあるSDV開発に必要なものとは…アステモサイプレモス 木村篤仁氏[インタビュー]
  2. ボッシュ日本、2025年度の売上高4600億円で4年連続最高記録を更新…ADAS・SDV強化が成長を牽引
  3. 手放し走行で累計2000万km超、BMWの先進運転支援「Highway Assistant」…高速道路で最高130km/hまで手放し走行可能に
  4. 車載カメラで心拍数を遠隔監視、ドライバー監視システムの新機能を発表…スマートアイ
  5. ソニーネットワークコミュニケーションズ、歩行者・自転車の事故リスクを可視化…AI「APAS Platform」開発
ランキングをもっと見る