ベトナム初の自動車メーカー、ビンファストの完全電動戦略…CES 2022でラインアップ発表

ビンファスト(CES 2022)
ビンファスト(CES 2022)全 20 枚

ベトナム初の自動車メーカー、ビンファストCES 2022(1月5~7日、米ラスベガス)に出展、完全電動戦略と完全電動車両ラインアップを発表した。ビンファストは2022年末までに内燃エンジン搭載車両の生産を停止し、研究開発の取り組みを完全電動パワートレインに集中する。

CES 2022でビンファストは、5つの市場セグメント向けに『VF5』(セグメントA)、『VF6』(セグメントB)、『VF7』(セグメントC)、『VF8』(セグメントD)、『VF9』(セグメントE)を発表した。VF8とVF9は、ロサンゼルスモーターショー2021で発表された『VFe35』と『VFe36』をそれぞれ改名したもの。これらの車名にあった接頭辞「e」の廃止は、電動車が特別な車種ではないという、完全電動化の方向性を明らかにしたものだ。デザインは5車種とも、イタリアのデザイン会社ピニンファリーナ&トリノが手がけた。

VF8とVF9には自動運転機能も備わっており、それぞれの「Eco」、「Plus」仕様はレベル2+、「Premium」仕様はレベル3-4となっている。

VF8とVF9は1月5日から予約を開始した。価格は、V8が米国で4万1000米ドルから、欧州で3万6133ユーロから、ベトナムで9億6100万ドンから。VF9は米国で5万6000米ドルから、欧州で4万9280ユーロから、ベトナムで13億1200万ドンから。

ビンファストは充電サブスクリプションプログラムも発表した。プランは「Flexible」(月間300マイル/500kmの基本料金、301マイル/501kmから追加料金)と「Fixed」(無制限の走行距離)の2種類だ。ビンファストによると同社のEVをドライブする月間費用は、ガソリン価格とほぼ同等になるという。さらにビンファストは車両搭載バッテリー維持費の全額もカバーし、充電・放電容量が初期の70%以下になった場合に交換に応じる。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  4. V8エンジン搭載のレクサスセダン『IS500』がクライマックス! 950万円の特別仕様を発売
  5. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る