福井県内の並行在来線会社へ第1種鉄道事業を認定…鉄道・運輸機構からの支援も 北陸新幹線敦賀延伸

北陸本線の普通列車。
北陸本線の普通列車。全 2 枚

国土交通省は1月19日、福井県並行在来線準備株式会社(準備会社)に対して鉄道事業再構築実施計画の認定を行なったと発表した。

北陸本線金沢~敦賀間は、2023年度末に予定されている北陸新幹線敦賀延伸に伴ないJR西日本から経営分離され、大聖寺(だいしょうじ)~敦賀間は福井県や沿線7市町などを含む準備会社が承継することになっている。

今回の認定はJR西日本が第一種鉄道事業者として運行している区間を準備会社が第一種鉄道事業者となり運行する「鉄道事業再構築実施計画」が2021年12月に申請されたことを受けてのもので、準備会社に対して鉄道事業の「みなし許可」が与えられ、開業と同時に旅客営業事業を行なうことができるようになった。なお、承継時は鉄道施設や用地、車両をJR西日本から有償で取得することになっている。

また、認定された計画には、北陸新幹線敦賀延伸が予定より1年先送りされたことによる影響を軽減する措置として、準備会社が2022年度中に北陸新幹線の建設主体である独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)から出資という形で支援を受けることができる点が盛り込まれているが、これについても認定されている。

北陸新幹線の並行在来線。紫の破線が福井県内の並行在来線。北陸新幹線の並行在来線。紫の破線が福井県内の並行在来線。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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