釧網本線のSLが緊急降板…ピストンリングにトラブル 1月はDL牽引に

1月22・23・28~30日はDL牽引となる『SL冬の湿原号』。
1月22・23・28~30日はDL牽引となる『SL冬の湿原号』。全 2 枚

JR北海道は1月19日、釧網本線の『SL冬の湿原号』を牽引するC11形蒸気機関車171号機(C11 171)に不具合が発見されたことを明らかにした。

C11 171は2021年に車体を解体しての全般検査を受けており、1月22日から検査後初めて『SL冬の湿原号』を牽引することになっていたが、1月15日の試運転の際、釧路運輸車両所から釧路駅へ向かう途中、不規則な排気音を発したため、急遽、運転を取りやめ、調査が行なわれたという。

原因は、蒸気を動力に変える蒸気室にあるピストンリングが割損していたことで、その影響で蒸気漏れが発生していた。この部分は全般検査時に交換されていたが、修繕には時間を要することから1月中はディーゼル機関車(DL)が牽引することになった。

DL牽引の場合、指定席料金は530円となるが、購入済の指定席券(1680円)で乗車する場合、後日、差額が払い戻される。乗車をキャンセルする場合は全額が無手数料で払い戻される。2月以降の指定席券については発売を見合わせている。

ピストンリングが割損したC11 171の状態。割損部分は新規に製作されるという。ピストンリングが割損したC11 171の状態。割損部分は新規に製作されるという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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