ランボルギーニ初のオフロード・スーパーカー『ステラート』、まさかの市販化へ

ランボルギーニ ウラカン ステラートのプロトタイプ(スクープ写真)
ランボルギーニ ウラカン ステラートのプロトタイプ(スクープ写真)全 20 枚

ランボルギーニ『ウラカン』がオフロード仕様に!? 2019年6月に発表したコンセプトカー『ウラカン ステラート』が現実のものとなりそうだ。走行テストをおこなう実車を、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。

【画像全20枚】

ウラカン ステラートは、『ウラカンEVO』をベースにしたミッドシップ・オフロードモデルで、SUV『ウルス』のDNAを受け継ぎ、ブームの兆しを見せるハイライディング市場に投入される。ウルスはブランド初の量産スーパーSUVだが、ステラートは初のハイライディング・オフロード・スーパーカーと言えそうだ。ランボルギーニは2022年に4台の新型車を公開することを発表したばかりだが、ステラートはその1台となる。

コンセプトモデルでは、ウラカンEVOの車高を47mmリフトアップし、30mm拡大したトレッドには20インチのホイールを収める。より高いサイドウォールタイヤを採用することでオフロードの厳しい路面にも対応する。アンダーボディ、フロントフレーム、サイドスカートなどボディの至るところに補強を加え、衝撃に耐える。またAWDはトルクベクタリングだけでなく「LDS」(ランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング)、「LAWS」(ランボルギーニ・オールホイール・ステアリング)も搭載する。

発表当時、ステラートは市販化が見込まれていなかったが、プロトタイプがテストを開始したことから、市販化が確定したと言っていいだろう。比較的カモフラージュが軽いプロトタイプは、コンセプトモデルのような大袈裟なオーバーフェンダーは見られないが、明らかに通常より高い最低地上高を持つ。ボンネットにライトバーを装着、フロントスキッドプレートとルーフレールも見てとれるほか、ルーフにはデュアルエアスクープも装備されている。さらにサイドスカートはアルミニウムで補強が施されているようだ。

予想されるパワートレインは、自然吸気の5.2リットルV型10気筒エンジンの搭載だ。最高出力は640hp程度となるだろう。市販型の価格は24万ユーロ(約3100万円)で、500~1000台の限定モデルとなることも予想される。

世界のハイブランドでは、現在ポルシェがオフロード仕様の『911サファリ』を開発しており、高級クロスオーバーSUVに続いてハイライディング市場が熱くなりそうだ。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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