カーボンニュートラル燃料のeフューエル、2040年自立商用化めざす

「CO2等を用いた燃料製造技術開発」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画の概要
「CO2等を用いた燃料製造技術開発」プロジェクトに関する研究開発・社会実装計画の概要全 1 枚

経済産業省は1月20日、グリーンイノベーション基金を活用して、合成燃料「eフューエル」の研究開発と社会実装の計画を策定したと発表した。

脱炭素社会の実現に向けた多様な選択肢の一つとして、脱炭素燃料の技術開発を促進するため、CO2などを用いた燃料製造技術開発プロジェクトを推進する。具体的には、合成燃料、持続可能な航空燃料(SAF)、合成メタン、グリーンLPGの社会実装に向けた技術開発・実証を行う。

CO2からCOに転換する逆シフト反応、COと水素を反応させるFT合成反応、これらの連携技術などを用いてCO2と水素から高効率・大規模に液体燃料に転換するプロセスを開発する。2040年までの自立商用化を目指し、2030年までにパイロットスケールで液体燃料収率80%の実現を目指す。

また、大規模な生産量を見込めるエタノールからSAFを製造する技術を確立するほか、再エネ電力から製造した水素と、発電所から回収したCO2から効率的にメタンを合成するメタネーションを確立する。水素と一酸化炭素から、メタノール、ジメチルエーテル経由で合成される化石燃料によらないLPガス(グリーンLPG)の合成技術を確立する。

国の予算上限は1152億8000万円で、グリーンイノベーション基金を活用する。

《レスポンス編集部》

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