冬こそオープンカーの季節!アメリカン・コンバーチブル 4選【懐かしのカーカタログ】

シボレー・コルベット(1997年)
シボレー・コルベット(1997年)全 16 枚

冬こそオープンドライブの季節。防寒対策で身なりを整えて乗れば気分も爽快なものになる。そこで今回は、アメリカン・コンバーチブルを集めてお届けしたい。

シボレー・コルベット

シボレー・コルベット(1997年)シボレー・コルベット(1997年)

ユーミンの歌にもなった1854年登場の初代C1型『コルベット』は、シボレー初のオープン2シーターとして登場した。写真のカタログは1997年に登場した5代目(C5)で、ボディ中央のバックボーンフレームを中心とした高剛性フレーム構造を採用。

シボレー・コルベット(1997年)シボレー・コルベット(1997年)

4輪ダブルウイッシュボーンサスペンションに、350psのオールアルミ製5.7リットルV8・OHVエンジンを収めながら低いボンネットを実現。アウタースキンは伝統の複合樹脂素材で出来ており、カタログの98年モデルで見ると、車重はクーペに対し僅か+20kgの1500kgに抑えられていた。

シボレー・カマロ

シボレー・カマロ(1991年)シボレー・カマロ(1991年)

若いユーザーのためのカジュアルなスポーツクーペとして登場したのがシボレー『カマロ』。初代の登場は1967年と意外と若く、日本市場へは2世代目から本格的に投入された。写真は1982年登場の3代目で、フェラーリを意識したというスリークなデザインを採用。

シボレー・カマロ(1991年)シボレー・カマロ(1991年)

写真は91年モデルのカタログで、スポーツコンバーチブルの名称がつき、電子制御燃料噴射装置TRIを装着した5リットルのV8を搭載。高性能版の「Z28」と共通の足回りが与えられている。クーペにはグラスハッチルーフがオプション設定されていた。

フォード・マスタング

フォード・マスタング(2006年)フォード・マスタング(2006年)

日本では“マスタング”と呼ぶか“ムスタング”と呼ぶかでだいたいその人の年代が分かるが、シボレー『カマロ』同様の若いユーザーのためのスポーティカーとして用意されたのがこのクルマ。トヨタ『セリカ』がスペシャルティカーとして模範としたことでも有名。フロントグリルのギャロッピングホースがトレードマーク。

フォード・マスタング(2006年)フォード・マスタング(2006年)

カタログは2006年の日本仕様で、大きく言うと通算6世代目のこのモデルが(フォードの市場撤退に伴い)日本では最終型となってしまった(この後マイナーチェンジされている)。初代のスタイルを彷彿とさせる原点回帰ぶりが魅力だっただけに残念なことだった。搭載エンジンはV8の4606ccで304ps/44.2kg-mの性能。

キャデラック・アランテ

キャデラック・アランテ(1991年)キャデラック・アランテ(1991年)

もう1台、1986年に登場したキャデラック『アランテ』も取り上げておこう。このクルマが極めて特殊だったのはその生産工程で、イタリアのピニンファリーナが内外観のデザインと仕上げを担当、その後デトロイトに空輸されエンジン等が組み付けられ、デリバリーされるという手順だったという。

カタログは91年モデルのもので、V8の4.5リットルエンジンを搭載。メルセデスベンツ『SL』(R129)のようなハードトップも用意があった。写真のようにピニンファリーナとのコラボレーションは先例があったほか、キャデラックのコンバーチブルには名だたるモデルが多い。

1953年型キャデラック・ル・マン1953年型キャデラック・ル・マン

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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