ポルシェ、営業利益が27%増と伸びて過去最高に 2021年通期決算

ポルシェ・マカン 改良新型
ポルシェ・マカン 改良新型全 3 枚

ポルシェ(Porsche)は3月18日、2021年通期(1~12月)の決算を発表した。売上高と営業利益の両方で、史上最高を記録している。

同社の発表によると、売上高は過去最高の331億ユーロ(約4兆3620億円)。前年の287億ユーロに対して、15%増とプラスを維持した。また、2021年通期の営業利益は、過去最高の53億ユーロ(約6985億円)。前年の42億ユーロに対して、27%増えている。営業利益率も、前年の14.6%から16%へ改善した。

好調な業績は、好調な新車販売の結果だ。2021年の世界新車販売台数は過去最高で、初の30万台超えとなる30万1915台。前年比は11%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。

単一国の最量販市場は、引き続き米国を上回った中国だ。中国では2021年、前年比8%増の9万5671台とプラスを維持した。中国を含めたアジア太平洋、アフリカ、中東は、合計で8%増の13万1098台を売り上げる。日本は2021年、7009台を登録した。前年比は3.8%減と、12年ぶりに減少した。また、欧州は前年比7%増の8万6160台と、2年ぶりに前年実績を上回った。このうち、地元ドイツは2万8565台で、前年比は9%増と2年ぶりの前年実績超え。米国は、22%増の7万0025台と、2年ぶりのプラスとなった。

2021年の世界販売の車種別実績では、SUVの『マカン』が8万8362台で最量販車に。『カイエン』は、前年比10.5%減の8万3071台とマイナスに転じた。『718』シリーズも、5.9%減の2万0502台と後退。911シリーズは、12%増の3万8464台と好調だった。『パナメーラ』は3万0220台を販売している。

《森脇稔》

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