歩車道の一体的活用、モビリティを活用…東京世田谷で実証 3月26-27日

実施内容
実施内容全 2 枚

東京都世田谷区三宿エリアで活動する三宿四二〇商店会と、モビリティメーカーのヤマハ発動機は共同で、3月26~27日、道路空間の新しい有効活用のあり方を検証する社会実験「三宿モバイルパークレット」を、世田谷区池尻で実施する。

店舗・歩道・車道を一体的な空間とし、モビリティの滞留によって生まれる都市空間・まちづくりに対する新しい提供価値を検証する。

商店会では以前より、地域の道路環境や交通安全に関するリサーチと問題解決を行なう「Safe Mishuku Project」を実施している。この取り組みの中で、地域の高齢者の外出機会の支援などを目的に、街なかの休憩スペースとなるベンチを歩道空間の道路占用によって設置した。

今回の社会実験では、このベンチ周辺の空間と車道側のパーキングスペースを一体的に活用し、ヤマハ発動機のグリーンスローモビリティ(車両)を通行者の休憩スペースとして利用する。さらに隣接する商店会加盟店「CRAFT CHOCORATE WORKS」、キッチンカー「NOZY COFFEE」も協力する。

関係者によると、近年、アメリカやカナダをはじめとする諸外国において、車道のパーキングスペースをカフェスペースや休憩スペースとして活用する「パークレット」という取り組みが広まっているという。パーキングスペースにデッキやベンチ、プランターなどを設置して、飲食や休憩だけでなくギャラリーやワークスペースなど様々な目的で活用する。

日本でも数年前から各地でパークレットの社会実験が行われていますが、道路交通法や設置に関する費用・手間、施設の管理など様々課題が多く、普及に至っていない。

三宿の社会実験では、デッキやベンチといった施設を車両に置き換えた「モバイルパークレット」を提案し、費用や設置の手間、管理の課題の解決を図る。現状のパーキングスペースに車両を止めるというシンプルかつフレキシブルな方法によって、道路空間活用の可能性、手法の普及の可能性を検証する。

三宿モバイルパークレット
日時:
3月26日(土)~27日(日)
10時00分~17時00分
場所:東京都世田谷区池尻2-7-8地先
CRAFT CHOCORATE WORKS前

《高木啓》

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