【F1 サウジアラビアGP】フェルスタッペンが今季初優勝…フェラーリが2戦連続ダブル表彰台

F1サウジアラビアGP
F1サウジアラビアGP全 10 枚

ジッダ市街地コースで27日(現地時間)、第2戦サウジアラビアGPの決勝レースが行われ、残り4周でトップに立ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が逃げ切り、今季初優勝を飾った。

26日に行われた公式予選ではセルジオ・ペレス(レッドブル)が自身初となるポールポジションを獲得。開幕戦を制したシャルル・ルクレール(フェラーリ)が2番手、カルロス・サインツ(フェラーリ)が3番手、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が4番手となった。公式予選でクラッシュしたミック・シューマッハ(ハース)は欠場。角田裕毅(アルファタウリ)は決勝レーススタート直前にトラブルが発生し、スターティンググリッドに並ぶことなくレースを終えた。

50周の決勝レースは、スタートでフェルスタッペンが順位を上げて3位に浮上。序盤はペレス、ルクレール、フェルスタッペン、サインツの順でレースが進んだ。15周目にトップのペレスがピットイン。タイヤをミディアムからハードに交換した。ところが16周目にニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)がウォールにヒット。これでVSC(バーチャルセフティーカー)が導入され、その後セフティーカーが導入された。

ルクレール、フェルスタッペン、サインツはこのタイミングでピットインを行いミディアムタイヤからハードタイヤに交換。コース上のペレスはスロー走行しているため、ピットインした3台はペレスの前でコースに復帰した。

レースは21周目にリスタート。トップを走行するルクレールと2位のフェルスタッペンは約1.5秒の差があったが、互いにファステストラップを塗り替えながら後続を引き離して一騎打ちの展開となった。38周目にもコース上に止まったマシンを排除するためVSCが導入されたが、40周目にリスタートした際にフェルスタッペンはルクレールとの差を一気に縮めてきた。そして42周目、フェルスタッペンはついにトップに浮上。ところがルクレールがすぐに抜き返してトップに。2台は激しいバトルを繰り返し、47周目、フェルスタッペンが再逆転に成功。ルクレールも抵抗したが今回は抜き返すことが出来ず。フェルスタッペンがそのままトップを守りきり今季初優勝を飾った。

ルクレールは2位でフィニッシュしたが、開幕戦の優勝と合わせてランキングトップをキープ。3位にサインツが入り、フェラーリは2戦連続ダブル表彰台を獲得した。ペレスは惜しくも4位。6番手スタートのジョージ・ラッセル(メルセデス)が5位。5番手スタートのエステバン・オコン(アルピーヌ)が6位でフィニッシュした。

予選9番手だったピエール・ガスリー(アルファタウリ)は8位でフィニッシュ。予選Q1敗退となったルイス・ハミルトン(メルセデス)は、なんとか入賞圏内の10位でフィニッシュした。

次戦、第3戦オーストラリアGPは4月8日から10日の日程で開催される。

■サウジアラビアGP 決勝レース結果

1. マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2. シャルル・ルクレール(フェラーリ)
3. カルロス・サインツ(フェラーリ)
4. セルジオ・ペレス(レッドブル)
5. ジョージ・ラッセル(メルセデス)
6. エステバン・オコン(アルピーヌ)
7. ランド・ノリス(マクラーレン)
8. ピエール・ガスリー(アルファタウリ)
9. ケビン・マグヌッセン(ハース)
10. ルイス・ハミルトン(メルセデス)
11. 周冠宇(アルファロメオ)
12. ニコ・ヒュルケンベルグ(アストンマーチン)
13. ランス・ストロール(アストンマーチン)
14. アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)
以上完走

--. バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
--. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
--. ダニエル・リカルド(マクラーレン)
--. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
--. 角田裕毅(アルファタウリ)

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  4. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  5. 今どき? ダウンサスが注目される理由とは…夏のカスタムHOW TOまとめ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る