国内メーカー初のACC搭載、『Ninja H2 SX SE』で2輪の新天地めざすカワサキ…東京モーターサイクルショー2022

丸山浩氏とともにカワサキブースを取材する小鳥遊レイラさん(ことりちゃん)
丸山浩氏とともにカワサキブースを取材する小鳥遊レイラさん(ことりちゃん)全 24 枚

3月25日から27日まで開催された「東京モーターサイクルショー2022」。カワサキブースの注目車輌としては新型『Ninja H2 SX SE』でしょう。車間距離を保ったまま自動追従してくれるACC(アダプティブクルーズコントロール)を国内2輪メーカーとして初搭載。バイクメーカーとしてはドゥカティ、BMW、KTMに続く第4例目となります。 

【画像全24枚】

やっぱりカワサキがやってくれた!国内2輪メーカー初のACC搭載車両を展示

カワサキ Ninja H2 SX SE(東京モーターサイクルショー2022)カワサキ Ninja H2 SX SE(東京モーターサイクルショー2022)

4輪メーカーではACCをはじめとする先進運転安全技術は、国内外問わず装着車両が増え、それこそ一定条件をクリアにすれば手放し運転(ハンズオフ)も可能なシステムも登場し始めています。自動運転化の技術はハード的には世界各国のOEMが同じ電子制御サプライヤーを使うことも増えているために技術的な差は少なく、あとはカメラ、レーダーなどのセンサーをどのくらい搭載出来る予算をその車に使えるかということになっています。また、自動運転を制御するソフト的な考えはもちろん各メーカーに委ねられるので、どこまで追従させ、どこで制御を切るのかには大きな差があります。

カワサキ Ninja H2 SX SE(東京モーターサイクルショー2022)カワサキ Ninja H2 SX SE(東京モーターサイクルショー2022)

そんな先進運転安全技術ですが、2輪ではやっぱりカワサキから「来た!」というのが印象ですね。それでも4輪に比べ、やっぱり2輪の自動追従はまだまだ課題いっぱい。たとえば、4輪ほどの急ブレーキを自動で掛けさせることが出来ない。4輪は衝突回避の急ブレーキを掛けられますが、2輪では転倒の恐れがあるので、技術的には出来ても、ソフト的に急減速させられないということ。またレーンチェンジで車輌が傾きすぎると、自動追従を切る必要があります。いわゆるバンク角センサーにより、あるバンク角で追従機能を切らなければ、まだまだ安全に走れるかどうか解らないのが現状です。

カワサキ Ninja H2 SX SE(東京モーターサイクルショー2022)カワサキ Ninja H2 SX SE(東京モーターサイクルショー2022)

2輪各メーカーがACCにおけるソフト的考えとして、どのまでを許容し、自動追従させるかとなります。ドゥカティとKTMでは、多少異なるソフトが組まれていました。そこの部分はカワサキはどのような制御にしているのか気になりますね。日本国内2輪メーカー第一陣として、カワサキから自動運転への道を切り開いていくのではと思わせるサイクルショーブースとなっていました。

カワサキ Z650RS 50thアニバーサリー(東京モーターサイクルショー2022)カワサキ Z650RS 50thアニバーサリー(東京モーターサイクルショー2022)

他には、人気モデルの『Z900RS』に続く『Z650RS』も多くの人を集めていたのが印象的でしたね。また意外と多くのスペースを割いていたのが、ナンバー無しのライムグリーンコンペモデル、モトクロス『KXシリーズ』の大小排気量の展示が多く取られていたのも目に留まりました。対象は限られますが、バイクで遊び、楽しむことを多くの人に提案していることがカワサキのアソビ心を感じさるブースでした。

《丸山浩》

丸山浩

丸山浩|プロレーサー、テストライダー・ドライバー 1988年から2輪専門誌のテスターとして活動する傍ら、国際A級ライダーとして全日本ロード、鈴鹿8耐などに参戦。97年より4輪レースシーンにもチャレンジ。スーパー耐久シリーズで優勝を収めるなど、現在でも2輪4輪レースに参戦し続けている。また同時にサーキット走行会やレースイベントをプロデュース。地上波で放送された「MOTOR STATION TV」の放送製作を皮切りに、ビデオ、DVD、BS放送、そして現在はYouTubeでコンテンツを制作、放映している。また自ら興したレースメンテナンス会社、株式会社WITH MEの現会長として、自社製品、販売車両のテストライド、ドライブを日々行っている。身長は168cm。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『セレナ』次期型はどう変わる?…土曜ニュースランキング
  2. ホンダ『アコードSUV』2029年登場か! アウトバック対抗の新型クロスオーバー
  3. 【スズキ Vストローム250 試乗】速さもアドレナリンも要らない!“旅バイク”の真価を教えてくれる…青木タカオ
  4. 英トヨタ、『Top Gear』伝説の耐久試験を再現…新型『ハイラックス』に760kgのトレーラーハウス落下
  5. トヨタ『RAV4 PHEV』をリコール…モーター制御に不具合、走行不能のおそれ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. タイヤ整備向け記録・管理アプリ「e-整備TIRE」、ナンバープレート撮影で車両データを自動取得…KTCが10月提供開始
  3. 横浜ゴム、ディスクロージャー優良企業に初選定…自動車・タイヤ部門で第1位
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る