トヨタ自動車(Toyota)の米国部門の米国トヨタ販売は4月1日、2022年第1四半期(1~3月)の新車販売の結果を発表した。総販売台数は51万4592台。前年同期比は14.7%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。
全販売台数51万4592台のうち、トヨタブランドは45万0227台。前年同期比は14.9%減と後退した。その内訳は、乗用車が12万6518台で、前年同期比は27%減とマイナスに転じた。SUVなどのライトトラックは32万3709台。前年同期比は8.9%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。
トヨタブランドの乗用車系では、ベストセラー乗用車の『カムリ』が6万1505台を販売した。前年同期比は21.3%減と2年ぶりに減少した。『カローラ』は、34.5%減の4万7501台と後退した。『プリウス』は26.8%減の1万0278台と、マイナスに転じた。スポーツカーの『スープラ』は、前年同期比35.8%減の1107台と減少に転じる。『GR86』は3257台。新型投入により、前年同期に対して、およそ4.2倍と伸びた。
トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力の『RAV4』が10万1192台を売り上げた。前年同期比は11.4%減と3年ぶりのマイナス。中型SUVの『ハイランダー』は、3.4%増の6万6026台と2年連続のプラス。『C-HR』は、59.1%減の4255台と2年ぶりに減少した。新型投入を控えた『ランドクルーザー』は、前年同期比98.5%減の28台にとどまった。『カローラクロス』は1万0157台と良好な立ち上がりを見せる。
大型ピックアップトラックの『タンドラ』は、新型の発売により、前年同期比18.3%増の2万2643台と、4年ぶりの前年超え。中型ピックアップトラックの『タコマ』は、20%減の5万3182台と2年ぶりに前年実績を下回った。
トヨタの2021年の米国新車販売台数は、233万2262台。前年比は10.4%増と、6年ぶりに前年実績を上回っている。