日産「ダットサン」ブランドを再び終了…ゴーン時代に復活[新聞ウォッチ]

日産 / ダットサンGO
日産 / ダットサンGO全 3 枚

経営改革の一環で不採算ブランドの整理を強化している日産自動車が、新興国向けの低価格車ブランド「ダットサン」の生産終了を決めたという。きょうの日経が1面で報じている。

ダットサンは新興国市場を開拓する目玉として、日産創業期の代表的な車種の名称だが、2018年11月に逮捕されたカルロス・ゴーン前会長の拡大戦略の下、2014年に約30年ぶりに復活させたブランド。価格を100万円以下に抑えた小型車『GO』など低価格のエンジン車が主体で、「ニッサン」と高級車「インフィニティ」と並び、日産がグローバルで展開する3つのブランドの一角だった。

しかし、最盛期にはインドネシアなど世界10カ国で展開していたが、近年は販売面での苦戦も目立っていたという。日経によると、「現在ダットサンの生産を唯一手がけるインドのチェンナイ工場でも生産を止め、販売も在庫がなくなり次第終える」としており、復活したダットサンブランドは10年弱で再び幕を閉じることになる。

2022年4月25日付

●知床観光船事故10人死亡、不明16人捜索続く、国交省運航会社特別監査(読売・1面)

高輪ゲートウェイ駅周辺にビル5棟計画、JR東24~25年開業(毎日・21面)

●福知山線脱線風化を懸念、事故17年追悼のあかり(産経・20面)

●物価高対応「評価せず」51%、内閣支持率64%に上昇、本社世論調査(日経・1面)

●日産「ダットサン」終了、新興国向けブランド電動車に集中(日経・1面)

●愛知にエアバッグ新工場、オートリブ既存2拠点は閉鎖(日経・5面)

●ニュース一言、日本ミシュランタイヤ須藤社長(日経・5面)

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  3. ホンダ『N-ONE e:』の価格を予想、280万円台からか…実質ガソリンモデル並み?
  4. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  5. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る