スズキの3列ミニバン、スマートハイブリッドで燃費20km/l超…新『XL6』インド発売

新しいデザイン言語を採用

「ハイ、スズキ」と呼びかけて起動する音声アシスト

「プログレッシブ・スマートハイブリッド」テクノロジー

スズキ XL6 改良新型
スズキ XL6 改良新型全 10 枚

スズキのインド子会社のマルチスズキは4月21日、改良新型『XL6』(Maruti Suzuki XL6)をインド市場で発売した。

XL6は、プレミアムな3列シートMPVとして、マルチスズキが2019年8月に発表した。マルチスズキのMPVには、『エルティガ』が用意されているが、XL6はエルティガの上級モデルに位置付けられる。乗車定員は6名だ。

◆新しいデザイン言語を採用

改良新型の外観には、マルチスズキの高級販売ネットワーク、「NEXA」の新しい「Crafted Futurism」デザイン言語を導入した。フロントに「Xバー」を備えた新しいグリルを採用した。このグリルに、クアッドチャンバーLEDリフレクターヘッドランプとLEDデイタイムランニングライトを組み合わせる。

足元には、マシーン仕上げのツートン16インチアルミホイールを採用した。BピラーとCピラーには、グロスブラック仕上げが施され、クローム仕上げのフェンダーサイドガーニッシュを装備する。シャークフィンアンテナも採用された。

リアには、ライトガイドとスモークグレーレンズを備えた立体的なLEDテールランプを装備する。クロームインサートとバックドアスポイラーを備えた新しいバックドアガーニッシュも採用した。オプションで、ツートーンボディカラーが選択できる。ボディサイズは、全長4445mm、全幅1775mm、全高1755mm、ホイールベース2740mmだ。

◆「ハイ、スズキ」と呼びかけて起動する音声アシスト

シートは、2列目にキャプテンシートを採用した。3列目シートにも、リクライニング機能を装備した。3列目シートの乗員は、2列目シートのワンタッチリクライニング&スライド機構によって、乗降性を高めている。カップホルダー、オーバーヘッドコンソール、各シートのアクセサリソケット、後席用エアコンなどを装備する。荷室容量は209リットル。2列目シートと3列目シートを折り畳むと、最大で692リットルに拡大する。

クラウドに接続するコネクテッドインフォテインメントシステムを導入する。カスタマイズ可能な7インチ(17.8cm)の「スマートプレイ・プロ」タッチスクリーンには、タッチするだけで燃費などの重要な車両情報をアクセスできる。シームレスなスマートフォン接続も可能。直感的なユーザーインターフェイスと高度な音声アシストにより、シームレスなコネクテッドドライビング体験を実現した、と自負する。

「スズキ・コネクト」は、エアコンや車両の安全性とセキュリティ、ベンチレーテッドシートなど、40以上の機能をリモートでコントロールできる。アマゾン(Amazon)の音声アシスト、「アレクサ(Alexa)」をベースにしており、「ハイ、スズキ」と呼びかけることにより、音声アシストが起動する。

◆「プログレッシブ・スマートハイブリッド」テクノロジー

パワートレインには、リチウムイオンバッテリー搭載の「プログレッシブ・スマートハイブリッド」テクノロジーを備えたK15型1.5リットル直列4気筒ガソリン「デュアルジェット」エンジンを積む。最大出力は103hp/6000rpm、最大トルクは13.9kgm/4400rpmを引き出す。トランスミッションは、5速MTと従来の4速から進化した6速のATを設定した。この6速ATには、パドルシフトが採用される。燃費は5速MT車が20.97 km/リットル 、6速AT車が20.27km/リットルとした。

改良新型には、第5世代の「HEARTECT」プラットフォームを採用する。先進運転支援システム(ADAS)として、速度警告アラート、リバースパーキングセンサーを装備する。AT車には、ヒルホールドアシストが搭載された。

なお、改良新型は引き続き、マルチスズキのインド国内の高級販売チャンネル、NEXAが取り扱う。NEXAでは、『Sクロス』、『バレーノ』、『イグニス』、『シアズ』などを販売している。


《森脇稔》

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