レイズ(RAYS)の数あるホイールブランドの中でも、オフ系やアウトドアテイストの強いモデル群を用意する「チーム デイトナ (TEAM DAYTONA) 」。注目の4モデルを実際に車両へ装着してそのスタイルをチェックした。
オフロードイメージやアメリカンカスタムの香りを漂わせるのが「チーム デイトナ」の特徴。近年のSUVブームも追い風になり、次々とニューモデルを登場させている。土の香り満点の本格オフロードスタイルから街中でも似合うシティオフロードスタイルまで、車種やカスタムアレンジに合わせたデザインを投入して、幅広いユーザーニーズに答えるブランドだ。そんなチーム デイトナの注目モデルを一堂に集めて、人気車種への装着を実施。あのクルマにこのホイールを組み合わせるとどんなスタイリングになるのかをリアルにチェックしてきた。《ランドクルーザープラドの8モデル装着例はこちら》
ジムニーの本格オフロードスタイルを足もとから演出するのにも絶好の「M9」

最初に登場するのは「M9」。スズキ『ジムニー』に装着して本格オフローダーの足もとを力強く演出してみた。最大の特徴となるのはリムフランジ部分にデザインされるビードロック風の造形だ。1ピースモデルながら別体感の強いビードロックデザインを実現しているのは、リムフランジの内側をアンダーカットしているから。ロックセクションを走破する本格オフローダーを足もとで表現するには、絶好のビードロックデザインを“いかにもフェイク”なデザインではなく、徹底してリアルなテイストを追求したのが見どころ。

さらにディスク面は外周部と中心部の2つの顔を持つのも特徴。メッシュデザインの中央部のディスクと、長穴のウインドーデザインを施した外周部とのコンビネーションも独特で、ホイールに立体感と力強さを生んでいる。追加設定された「M9ブラックエディション」はその名の通りセンターキャップまでをブラック処理したモデルだが、オフの世界でもてはやされるホワイトレタータイヤとのマッチングを考えると絶好のカラーコンビネーションとなる。
RAV4のオフロードイメージを引き出す「F6ブースト」とのコンビネーションに注目

次に注目したのは「F6ブースト」。シティ派と思われているトヨタ『RAV4』への装着でどんな表情を見せるのかが、興味津々だった今回のマッチング。履きこなしたスタイリングを見るとかなりのゴリゴリ系オフローダーに変貌していたのにはびっくり。もちろんタイヤにグッドリッチのマッドテレーンを組み合わせたという相乗効果はあったものの、足もとのアレンジだけでRAV4がここまで変化することには驚きを感じる。

そんな「F6ブースト」はビードロック風のリム外周でデザインが特徴。フランジ部分にドリルド処理でビードロック風のデザインを投入。さらにディスクからフランジ部を大きく立ち上げることでビードロック部に別体感を与えているのも独特。さらに2×6のツインスポークデザインで、目の詰まったディスク面から力強さを演出。途中で折れ曲がるスポークデザインも大地を掴むパワーを感じさせるデザインだろう。街乗りSUVにピリリとアクセントを利かせたオフ風味を投入するなら絶好の1本だ。
プラドのカッコ良さをトコトン引き出す、アーバンオフローダー御用達の「FDX F6」

近年のSUVブームをけん引する存在に成り上がったトヨタ『ランドクルーザー プラド』。適合ホイールは数多く、カスタム素材としての可能性の高さを多くのユーザーが感じている車種だろう。そんなプラドをアーバンオフローダーに変貌させるのが「FDX F6」だ。ミニバンからの乗り換え組みも多いプラドなので、オフロード一辺倒のホイールにはちょっと抵抗があるという場合もあるだろう。そんなニーズにもジャストで適合するのがこのモデルなのだ。チーム デイトナの開発関係者も口を揃えて「やっぱりこのデザインはデイトナの定番だよね」と言うだけに、どんなカスタムアレンジにも似合うモデルだ。しかもクルマに装着したときにカッコ良さの本領を発揮するというホイールの本来あるべき姿を体現しているモデルなのも注目。

リムオーバーするスポークデザインで大径感をしっかり演出。しかも、スポークは大きくコンケーブし奥行きを十分に感じさせるのも魅力だ。スポークサイドをマシニング処理することでよりコンケーブラインを強調するのもこのモデルの見どころのひとつ。ただしリム奥にはドリルド処理を加えることで、しっかりと4WD感を演出することも忘れてはない。サイドウォールがぷっくりと膨らむオフ系のタイヤと組み合わせたときにホイールにラインがつながるように、リムフランジが斜めに角度を付けてデザインされているのも注目のポイントだ。
アメリカンオフローダーのボリュームに負けない、迫力満点なメッシュデザインが足もとに映える「M8」

4台目の装着車両に選んだのはジープ『ラングラー』。おしゃれなアウトドアシーンを演出するクルマとして、尖ったユーザーにも受けている本物指向のアメリカンオフローダーだ。そんなラングラーにフィットさせたのは、アメリカンカスタムの要素を詰め込んだ「M8」。オフロード系のモデルとしては数少ないメッシュデザインを採用し、ホイールの存在感をしっかりアピールするモデルとした。ただし目の詰まったメッシュ構造ではなく、ヌケ感のあるデザインとすることで足もとを重々しくしないのもこのホイールの狙い。

リム外周部にはビードロック風のデザインも施しオフロードテイストもしっかり取り入れている。加えてメッシュとリムが接合する外周部はリムフランジをエグリ加工してあるのも特徴。わずかな処理ながら視角面も含めて軽量を感じさせるデザインとなった。サイドウォールにまでトレッドパターンを備えるマッドテレーンなどのタイヤの迫力にも負けない、存在感満点のデザインを取り入れるならこれだ。
レイズの“チーム デイトナ”ブランドの注目4モデルの装着スタイルを順に見てきたが、同じオフロード系のホイールでも車種や目的別にこれほどの方向性の違いがあることが分かった。狙ったカスタムスタイルに合わせて多彩なラインアップを揃えるチーム デイトナのホイールをチョイスしてみよう!
オフ系の“映えるホイール”が絶対見つかる!RAYS TEAM DAYTONAの製品ラインナップはこちら《撮影協力》
ショウワガレージ:http://www.showa-garage.com/
GMG:http://www.gmg88.com/
《RAYS YouTube CHANNNEL》
RAYS WHEELS:https://www.youtube.com/user/RAYSMSC