大阪万博の玄関駅は「移動の魅力を発信」…仮称・夢洲駅の基本デザインを公表

改札前広場のデザイン。折り紙天井を半円状に繋ぐことで広がりを表現。ゲートは遠くからも視認しやすい可変サインを組み込んでおり、改札上部には状況に応じたサインを表示する。
改札前広場のデザイン。折り紙天井を半円状に繋ぐことで広がりを表現。ゲートは遠くからも視認しやすい可変サインを組み込んでおり、改札上部には状況に応じたサインを表示する。全 4 枚

大阪港トランスポートシステム(OTS)は4月27日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の玄関駅である仮称・夢洲(ゆめしま)駅の基本デザインを発表した。

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OTSは、コスモスクエア~大阪港間2.4kmの中央線と、コスモスクエア~トレードセンター前間0.6kmの南港ポートタウン線を運営する第3種鉄道事業者で、双方とも大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)が第2種鉄道事業者として運行し、前者は中央線が、後者はニュートラム南港ポートタウン線が乗り入れている。

2008年大阪万博の招致が構想されていた頃は、コスモクスエア駅(大阪市住之江区)から大阪港上の人工島である夢洲や舞洲(まいしま)を通り、仮称・新桜島駅(大阪市此花区)へ至る北港テクノポート線が計画されていたが、招致失敗により一旦中断。2018年に大阪・関西万博の開催が決定したため、2009年に開通していた夢咲トンネルを介して会場の玄関駅となる夢洲駅までの事業が再開されることになった。

開業後は大阪メトロ中央線がそのまま乗り入れることになっており、同線へ乗り入れている近畿日本鉄道も京都や奈良方面からの直通特急の運行を計画している。

夢洲駅のデザインについては2021年10月から2022年3月まで夢洲駅デザイン委員会で検討。「動きで魅せるいのちの多様性」「日本の技術と文化を紡ぐ未来」「新しい移動のカタチ 挑戦する夢洲」という3つの要素を「移 世界劇場 動く(いきる)= 移動の魅力を発信する駅」というコンセプトにまとめており、これを基に、日本の伝統文化と新たな技術、デザインを織り交ぜながら駅を構築するという。

仮称・夢洲駅の構造。仮称・夢洲駅の構造。

デザインはホーム階、コンコース階、改札前広場に分けてに創られており、OTSでは「夢洲駅内部の建築実施設計に反映するとともに、着工に必要な手続きを進めてまいります」としている。

コンコース階のデザイン。通路長約190m、通路幅約17m。2種類の折り紙天井を組み合わせており、天井に映り込む中央部を白くし、壁に向かうほど濃い色となるグラデーションを表現。左手は60×3mの大型サイネージで、床には滑りにくい磁器質タイルを使用。コンコース階のデザイン。通路長約190m、通路幅約17m。2種類の折り紙天井を組み合わせており、天井に映り込む中央部を白くし、壁に向かうほど濃い色となるグラデーションを表現。左手は60×3mの大型サイネージで、床には滑りにくい磁器質タイルを使用。ホーム階のデザイン。ホームの旅客利用部分は長さ約150m。軌道部を黒くし、中央部にあるアルミ製の折り紙天井を明るく照らすことで、ホームを浮かび上げる。ホーム中央の門型を照明付きとし、光のゲートをくぐりエスカレーターや階段へ進む演出も。ホーム階のデザイン。ホームの旅客利用部分は長さ約150m。軌道部を黒くし、中央部にあるアルミ製の折り紙天井を明るく照らすことで、ホームを浮かび上げる。ホーム中央の門型を照明付きとし、光のゲートをくぐりエスカレーターや階段へ進む演出も。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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