インテグラ 新型は6月発売へ、3万0800ドルから…米アキュラが発表

新型は5ドアのプレミアムスポーツコンパクトとして復活

アキュラの新しいフレームレスダイヤモンドペンタゴングリル

1.5リットル「VTECターボ」は最大出力200hp

アキュラ・インテグラ 新型
アキュラ・インテグラ 新型全 10 枚

ホンダの海外向け高級車ブランドのアキュラは4月29日、新型『インテグラ』(Acura Integra)を6月、米国市場で発売すると発表した。現地ベース価格は、およそ3万0800ドル(約400万円)だ。

◆新型は5ドアのプレミアムスポーツコンパクトとして復活

ホンダ・インテグラは1980~1990年代、日本市場において、若者向けのスポーツクーペ&4ドアハードトップとして人気を集めた。3代目と4代目には、高性能グレードの「タイプR」が設定された。しかし、ホンダは2006年をもって、インテグラの日本国内での販売を終了した。

米国でのインテグラは、アキュラブランドが現地で立ち上げられた1986年3月27日、最初のアキュラの市販車の2車種のうちの1台として導入された。2002年にはモデルチェンジを機に、車名をアキュラ『RSX』(日本名:4代目インテグラに相当)に変更。2006年に販売を終了した。

アキュラは2022年春、インテグラを米国市場で復活させる計画だ。16年ぶりに復活を果たす新型インテグラは、5ドアデザインのプレミアムスポーツコンパクトとして、アキュラブランドのラインナップに加わる。新型は、1986年にアキュラブランドの立ち上げに貢献した初代を含めて、歴代インテグラに触発されて開発が進められた。新型インテグラは、刺激的な5ドアデザインとドライブの楽しさを備えたプレミアムスポーツコンパクトとなり、アキュラブランドの新しい入門パフォーマンスモデルに位置付けられる。

アキュラ・インテグラ 新型アキュラ・インテグラ 新型

◆アキュラの新しいフレームレスダイヤモンドペンタゴングリル

日本でデザインされた新型インテグラは、大胆なエクステリアスタイリングを持つ。傾斜したルーフラインとリフトバックテールゲートを特徴とし、独特のクーペのような存在感を発揮している。歴代インテグラを現代的に解釈した第5世代モデルは、ヘッドライトとテールライトの下にエンボス加工されたインテグラのロゴをあしらった。

2019年夏の『タイプSコンセプト』で最初に発表されたアキュラの新しいフレームレスダイヤモンドペンタゴングリルを、新型インテグラに採用する。アキュラならではのユニークなヘッドライトは、新型インテグラの場合、「ジュエルアイ」と呼ばれるLEDヘッドライトと、その上に配置された「シケイン」と名付けられたLEDデイタイムランニングライトを組み合わせている。

リアは、筋肉質の後輪アーチとデュアルエキゾーストを装備し、ワイドなトレッド強調している。従来のインテグラに触発されたリアスタイルは、フロントのシケインLEDデイタイムランニングライトと共通イメージのワイドなテールライトが特徴だ。

アキュラ・インテグラ 新型アキュラ・インテグラ 新型

◆1.5リットル「VTECターボ」は最大出力200hp

インテリアは、ドライバー重視のデザインとした。10.2インチのアキュラ「Precision Cockpit」デジタルディスプレイ、スマートフォンとの連携、8スピーカーのプレミアムオーディオシステム、USB-C充電が標準装備されている。ヒーター付きフロントシートは合成レザー仕様で、運転席は8方向のパワー調整が可能。エボニー、レッド、オーキッドの3色から選択できる。

パワートレインには、1.5リットル直列4気筒ガソリン「VTECターボ」エンジンを搭載する。そのスペックは、最大出力200hp/6000rpm、最大トルク26.5kgm/1800~5000rpmと発表された。新開発のコイルタイプのエキゾーストシステムは、インテグラならではの走行体験をさらに強化するエモーショナルなエキゾーストサウンドを発する、と自負する。

トランスミッションはCVTが標準で、高出力ターボエンジン用に特別チューンされた。CVTはスロットル入力に素早く反応するという。ステアリングホイールには、パドルシフトが付く。

アキュラ・インテグラ 新型アキュラ・インテグラ 新型

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「戻せばOK」は通用しない! 現代チューニングの合法ルールとは~カスタムHOW TO~
  2. ホンダ『モンキー』イベントに過去最高の550台超が集結!「自腹」でも続ける「二輪文化継承」への思い
  3. ゴミ回収箱に人が入ることは予見不能
  4. ハーレーダビッドソン、横浜で交通安全パレード開催へ 先頭ライダーは魔裟斗
  5. ワゴンは“古くて新しい”…今、面白い車とは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  2. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  3. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  4. “走る巨大バッテリー”の実力! BEV+家電は悪天候でも快適に遊べる組み合わせだった
  5. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
ランキングをもっと見る