ステランティス(Stellantis)は5月5日、2022年第1四半期(1~3月)の決算を発表した。売上高は12.2%増と伸びている。
ステランティスは、FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルス)とPSAグループの合併によって誕生した新会社だ。両社の対等合併によって、世界新車販売でトヨタグループ、フォルクスワーゲングループ、ルノー日産三菱アライアンスに次いで、世界4位の自動車グループが誕生した。
このステランティスの2022年第1四半期決算は、売上高が415億ユーロ(約5兆7075億円)。前年同期の370億ユーロに対して、12.2%増と増加した。
第1四半期の市場別の実績では、旧FCAの主力の北米の売上高が206億9300万ユーロ。前年同期の159億1600万ユーロに対して、30%増加した。南米の売上高は29億4700万ユーロ。前年同期の21億0100万ユーロに対して、40.3%増加した。
一方、旧PSAグループの主力の欧州の売上高は、146億2200万ユーロ。前年同期の160億2900万ユーロに対して、8.8%減少した。中東とアフリカの売上高は13億9700万ユーロ。前年同期の13億1100万ユーロに対して、6.5%増加している。
中国、インド、アジア太平洋の売上高は9億3400万ユーロ。前年同期の8億6500万ユーロに対して、8%増加した。
ステランティス取締役会のリチャード・パーマーCFO(最高財務責任者)は、「逆風にもかかわらず、2桁の調整後営業利益マージンとプラスのキャッシュフロー達成という通期目標を維持している」と述べている。