アルピーヌ A110 に特別な2色、「F1マイアミGP」初開催を記念…今夏欧州受注開始

「ブルーアズール」と「ローズブリュイエール」の2色

最大出力252hpを発生する1.8リットルターボ搭載

スマホに着想を得た「アルピーヌマルチメディアシステム」

アルピーヌ A110 の「サウス・ビーチ・カラーウェイパック」
アルピーヌ A110 の「サウス・ビーチ・カラーウェイパック」全 10 枚

アルピーヌ(Alpine)は5月3日、欧州向けの『A110』に、「サウス・ビーチ・カラーウェイパック」を設定すると発表した。初めて開催された「F1マイアミGP」を記念するモデルで、今夏欧州市場で受注を開始する予定だ。

◆「ブルーアズール」と「ローズブリュイエール」の2色

A110のサウス・ビーチ・カラーウェイパックは、オーシャンドライブのネオンライト、マイアミを見下ろすアールデコ様式の建物、色鮮やかな夕日、街の活気に満ちた音楽シーンにインスピレーションを得たという。ブルーの「ブルーアズール」とピンクの「ローズブリュイエール」の2種類のボディカラーが用意される。足元には、ホワイト仕上げの18インチ「Serac」ホイールを装着する。

インテリアには、ライトグレーのステッチがシートとセントラルコンソールにあしらわれた。サウス・ビーチがモチーフのフロアマットも採用する。これは、さまざまな色で刺繍されており、ブルーとピンクのフラッグが添えられている。

サウス・ビーチ・カラーウェイパックでは、専用ボディカラーの2色以外に、ヘリテージカラーやカスタマイズオプションが、「アトリエ・アルピーヌ」プログラムを通じて選択できる。アトリエ・アルピーヌでは、カスタマイズの選択肢を豊富に用意する。さまざまなホイールの仕上げをはじめ、ブレーキキャリパーの色などを、顧客の好みでカスタマイズできる。

アルピーヌ A110 の「サウス・ビーチ・カラーウェイパック」アルピーヌ A110 の「サウス・ビーチ・カラーウェイパック」

◆最大出力252hpを発生する1.8リットルターボ搭載

サウス・ビーチ・カラーウェイパックは、ベースグレードの「A110」に設定される。1.8リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンは、最大出力252hp/6000rpm、最大トルク32.6kgm/2000~4800rpmを引き出し、後輪を駆動する。

トランスミッションは、ゲトラグ製の7速デュアルクラッチ。0~100km/h加速4.5秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を備えている。「ノーマル」、「スポーツ」、「トラック」の3種類の走行モードが切り替えられる。ノーマルモードとスポーツモードでは、シフトダウンやシフトアップ時にエンジン回転数を高める「スマートブースト」機能が作動する。

アクセルペダルやエンジンのレスポンス、パワーステアリングの感度、シフトチェンジ、排気バルブの作動、ESCのレスポンスは、選択したモードによって変化する。ボタンを押すと、ESCを無効にできる。ローンチコントロールを初期化した場合に、シリンダーの1つが一時的に無効になる機能を採用した。これにより、レーシングスタイルのサウンドが発せられるという。

アルピーヌ A110 の「サウス・ビーチ・カラーウェイパック」アルピーヌ A110 の「サウス・ビーチ・カラーウェイパック」

◆スマホに着想を得た「アルピーヌマルチメディアシステム」

7インチのタッチスクリーン、Bluetooth接続、2つのUSBコンセントなどをセットした「アルピーヌマルチメディアシステム」を搭載する。スマートフォンに着想を得て、直感的な操作性を追求した。Apple「CarPlay」とグーグルの「AndroidAuto」にも対応する。

ステアリングホイールのコントロールスイッチで、音声認識を作動させ、スマートフォンのiOSやGoogleシステムを制御したり、アドレスのGoogleオンライン検索を実行したりすることができる。ナビゲーションシステムには、リアルタイムで交通情報、危険なエリア、ガソリン価格を含めたサービスステーションなどの情報を表示する。新しいアルピーヌマルチメディアシステムは、無線通信によるリモートアップデートに対応する。この接続により、たとえば、近い将来、Wi-Fi接続を追加できるようになる予定だ。

アルピーヌテレメトリクスメニューには、ターボのブースト圧、ギアボックスの温度、トルク、パワー、ステアリングホイール角度、加速度をリアルタイムで表示する。また、内蔵のクロノグラフでは、サーキットでのパフォーマンスを追跡できる。


《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新たな高級車ブランド誕生に熱視線!BMWベースの斬新デザインに「これはカッコいい」
  2. トヨタの新型『RAV4』、SNSでの注目は「GRスポーツ一択」 ファンの気掛かりは…
  3. ホンダ『アコード』に新搭載された「ハンズオフ機能」に驚きの声「米国の話だと思った」
  4. ジープの最小モデル『レネゲード』が2027年にフルチェン! これが市販型デザインだ
  5. スズキ『スイフト』5万6000台リコール…走行中にエンストのおそれ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【調査レポート】ベトナムにおけるモビリティ市場調査~13社(四輪・二輪)の最新動向~
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
  5. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る