あのクルマが!? ネオクラ中古車の高騰~初級:シルビア、スカイライン、インプレッサ~

あのクルマが!? ネオクラ中古車の高騰~初級:シルビア、スカイライン、インプレッサ~
あのクルマが!? ネオクラ中古車の高騰~初級:シルビア、スカイライン、インプレッサ~全 15 枚

中古車相場は数年前から考えられないほど高騰している、これまでの常識ではありえなかった価格になっている車両も多数。では、どんなクルマがどんな値段になっているのか。今回は入門編。

【画像全15枚】

◆プロほど読めないのが中古車相場

現在中古車相場が高騰している。それはコロナウイルスによりマイカー需要の高まりもあるが、それとは関係ない生活には関係のないクルマはもっと高騰している。その代表格がネオクラシックな中古車たちだ。

1990年代~2000年前後のクルマたち。その多くは10年前にはほぼ価値がなかった。とくにスポーツカーなどスペシャルなモデル以外は、50万円もあればだいたい買えた。それがなんと今や、200万円や500万円してしまうのである。中古車のプロたちも、まさかそんな価格になるとは、夢にも思っていなかったのである。

◆入門編1:シルビアS13/S14/S15&180SX
S14が20万円だった時代もあった!!

NISSAN 180SXNISSAN 180SX

もともとスポーツカーとして人気だった日産『シルビア』&『180SX』。しかし、10年前にはどちらも50万円あれば十分。180SX初期&中期であれば30万円くらい。顔がいまいちで人気の無かったS14前期に至ってはターボの5MTでも30万円でもお釣りが来るくらいの相場。前期のNAなど(『頭文字D』のケンタのクルマ)、ほぼ無料のような値段だった。

NISSAN シルビア S13Q'sNISSAN シルビア S13Q's

ところが、アメリカでのシルビア人気を受けたのか、国内で再び人気が高まった。もともとシルビアシリーズは北米でも販売されていたが、タマ数不足から日本から中古車が輸出されるようになり高騰。

NISSAN シルビア S14K'sNISSAN シルビア S14K's

現在はS14 Q's(NAエンジン)でさえ150万円以上が相場。S14 K's(ターボエンジン)は200万円からという、新車時の価格に迫る勢い。相場の最低時と比べると6~10倍の価格になっている。

S13に至っては、フルノーマルの5万km以下だと400万円オーバーのスーパープライス!! 200万円台で買えるのはQ'sのみ。K'sは300万円以上。新車プライスを軽く超えてしまった。ちなみにS15はフルノーマル10万kmで400万円オーバー。

5年ほど前には、S15で100万~120万円ほど。その頃中古車業界では「もうこれ以上は上がらない。今が売りどきで、待っていればそのうち安くなる」と言うのが定説だった。中古車専門業者もその後の相場はまったく読めないのである。

◆入門編2:スカイラインER34
GT-R「じゃない方」なのに超高騰!!

NISSAN スカイライン GT-X TURBONISSAN スカイライン GT-X TURBO

R34と言えば日産『スカイラインGT-R』。不朽の名車であり、今や1000万円オーバーも珍しくない。GT-Rはそういうものだとして、注目なのはGT-Rじゃない方のスカイラインER34。

GT-Rが高騰しすぎて買えなくなり、25GTであれば見た目はほぼ同じ。エンジンもRB26ではないが、RB25とほぼ同じ(同じではないけど)。ということで、需要がER34に流れ、急速に高騰しているという。

NISSAN スカイライン GT-X TURBONISSAN スカイライン GT-X TURBO

4枚ドアボディもあるがそちらもほぼ同価格で、どちらも10万km走行のRB25ターボで500万円以上もあるほど。2年ほど前までは200万円ぐらいだったが、2020年、2021年に相場が爆上がり。現在では400万円台が普通で、新車価格を軽く超えてしまっている。

ちなみに先代の「じゃない方」であるECR33も高騰中。100万~150万円ほどと驚愕の価格ではないが、発売から25年も経った中古車としては異常な価格であるのは間違いない。ちょっと前ならとっつぁんセダンとして決して人気がある車種ではなく、安いどころか誰か持ってってくれる?くらいの扱いだったのだが。

◆入門編3:インプレッサWRX GC8
文太のインプレッサも絶賛高騰中

SUBARU インプレッサ WRXSUBARU インプレッサ WRX

スバル『インプレッサWRX』はWRCを見据えた4WDターボエンジンで人気を博したモデル。その系譜は先日生産終了になったWRX STI(VAB)まで受け継がれたロングモデルで、今も高い人気を誇る。

とはいえ、初代であるGC8はその後のGDBやGRBの登場により相場は安定し、年式に応じて徐々に価格も落ちていった。しかし、ネオクラブームにしっかりと乗って価格は一気に上昇。

SUBARU インプレッサ WRXSUBARU インプレッサ WRX

現在では結構使い込まれた個体で200万円以上。綺麗なものは300万円以上。とくに数の少ない2ドアモデルは400万円以上も珍しくない。ちなみにその次の代のGDBもなかなかに強気な価格になっている。

さらに番外編だが、WRC3連覇を記念してSTIが製作したスペシャルモデル「22B」は、STIでワイドボディ化され、エンジンは2.2L化されたスペシャルモデル。新車当時で500万円。限定400台と当時は「たっけっぇ~」なんて言われていたが、昨年オークションで3000万円もの値段が付いたという。

《加茂新》

加茂新

加茂新|チューニングカーライター チューニング雑誌を編集長含め丸15年製作して独立。その間、乗り継いたチューニングカーは、AE86(現在所有)/180SX/S15/SCP10/86前期/86後期/GR86(現在所有)/ZC33S(現在所有)。自分のカラダやフィーリング、使う用途に合わせてチューニングすることで、もっと乗りやすく楽しくなるカーライフの世界を紹介。

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