次世代新幹線試験車が日中も走行…営業列車と同じ最高速度で騒音に配慮 JR東日本

360km/hで走行し5G通信実験を行なっていた時の『ALFA-X』。
360km/hで走行し5G通信実験を行なっていた時の『ALFA-X』。全 1 枚

JR東日本は5月17日、新幹線試験車両E956形「ALFA-X」の走行試験を2022年度から営業列車の運行時間帯にも実施すると発表した。

「最先端の実験を行うための先進的な実験室」を意味する、Advanced Labs for Frontline Activity in rail eXperimentationを略したALFA-Xは、北海道新幹線札幌延伸を視野に360km/h走行を目差す次世代新幹線開発へ向けた試験車で、2019年5月に落成した。

最高速度は400km/hで、2022年3月までの計182日間で約14.5万kmを走行し、安全・安定性や快適性、環境性能、メンテナンス性を確認してきたが、今後は東北新幹線仙台~新青森間を中心に地震対策や車内サービスの研究開発、自動運転へ向けた基礎的研究開発を目的とした走行試験を行なうとしている。

ただし営業運転の時間帯では騒音に配慮し、営業列車と同じ最高速度(仙台~盛岡間320km/h、盛岡~新青森間260km/h)で走行する。


《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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