ウクライナの交通システムの復興に支援を…交通大臣会合で声明

ウクライナでロシア軍に破壊された世界最大の飛行機An-225ムリーヤ(4月8日)
ウクライナでロシア軍に破壊された世界最大の飛行機An-225ムリーヤ(4月8日)全 3 枚

国土交通省は5月18~5月20日、ドイツでITF(国際交通フォーラム)交通大臣会合2022が開催され、有志の交通担当大臣がロシアによる大規模な侵略を受けたウクライナへの連帯で一致し、共同声明を発出したと発表した。

[写真:ITF交通大臣会合]

共同声明「ロシアによるウクライナへの軍事的侵略に対応した行動の呼びかけ」では、ロシア連邦に対し、軍事的侵略を直ちに停止し、全ての軍隊を、ウクライナの全領土から、国際的に認められた自国の国境まで撤退させることを求めている。

交通ネットワークを含むインフラを標的とした破壊は、ITFが築いてきた基盤そのものに対する攻撃と指摘。ITFと加盟国は、社会・経済の成長と住民の幸福に貢献するため、交通分野の発展を育成・促進する立場にあるとし、ロシア、ベラルーシ政権との ITFにおけるすべての協力を終了することを、5月4日の ITF交通運営理事会の臨時会合で承認したことを称賛している。

また、ITF事務局に対し、交通システム・ネットワークの強靭性と信頼性に関する取り組みを強化するよう求める。ITFに対して専門知識と分析能力を活用し、民主的に選出されたウクライナ政府と、ウクライナの交通システムとインフラの復興に参加する人を支援するよう求める。

特に食糧危機を防ぐために必要な農産物に関する、国際貿易再開に向け、ウクライナの貿易ルート、黒海の港湾を利用可能とするため、共同で努力する必要性を強調している。


《レスポンス編集部》

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