ボルボカーズ傘下のポールスターは6月2日、EVセダン『ポールスター2』(Polestar 2)に高性能モデルの「BSTエディション270」を設定し、世界限定270台を生産すると発表した。
BSTエディション270の「BST」とは、ビースト(野獣)を意味する。BSTエディション270は、「ロングレンジ・デュアルモーター」グレードのEVパワートレインを強化した。前後にそれぞれモーターを搭載し、4輪を駆動する。前後の2つのモーターは合計で、最大出力がプラス68hpの476hp、最大トルクはプラス2kgmの69.3kgmに強化されている。バッテリーの蓄電容量は78kWhとした。
強化モーターされたモーターは、スポーティな走行性能を生み出す。0~100km/h加速は4.4秒に短縮された。追加のパワーとトルクは、70~130km/hの速度域において、「ブースト」として利用でき、ミッドレンジでさらなる加速性能を発揮するという。80~120km/hの加速は、0.5秒短縮され、2.2秒となる。
シャシーは強化されており、車高を25mmダウン。オーリンズ製の調整可能ダンパーにも専用チューンを施す。フロントストラットバー、20%剛性の高いスプリング、ブランド第一号車のプラグインハイブリッド(PHV)スポーツクーペの『ポールスター1』に触発されたマットブラックの21インチアルミホイール、245/35R21 サイズのピレリ「P Zero」タイヤを装着している。ブレンボ製4ピストンブレーキも標準だ。