ついにフェラーリが1000馬力突破か、F1由来の技術も投入『SF90 VS』の衝撃

フェラーリ SF90 VS プロトタイプ(スクープ写真)
フェラーリ SF90 VS プロトタイプ(スクープ写真)全 14 枚

フェラーリが開発中と見られる『SF90 VS』(バージョンスペチャーレ)、その最新プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。1000psを突破するというスペシャルモデルの正体は。

ついに1000馬力を突破?フェラーリの特別モデル『SF90 VS』

以前はフロントとリアのみがカモフラージュされていたプロトタイプだが、最新バージョンではボディ全体をラッピングしており、開発が本格的になってきた様子がうかがえる。また現場にはもう1台のプロトタイプが確認されているが、『ラ・フェラーリ』後継モデルの可能性があるという。

コードネーム「F173F VS」と呼ばれるこのプロトタイプと、SF90との最も明らかな変更は『488Pista』にインスパイアされた「Sダクトフード」だろう。この空力ソリューションは、2008年のF1で導入されたモータースポーツ由来のものだ。

ノーズダクトは、フロントバンパーから入ってくる空気を上向きに導き、運動量の変化に作用してダウンフォースを生成するように設計されている。バンパーの下部にあるインテークは高い全圧を利用し、運動量の変化に応じて強力なダウンフォースを生成するものだ。

さらにフロントエンドでは、ヘッドライトのすぐ下に設けられた2つのスリムな開口部と、フロントバンパー側面に装備された多くのエアロトリックを特徴としている。後部では、SF90とほぼ同じリアウィングが見られるが、最終的にはより大型のウィングが装備される可能性があるだろう。

またVSではフロントの2モーターが独立して動作、前車軸にトルクベクタリングを提供することにより、コーナリングフィールも改善されるという。

ベースとなるSF90のパワートレインは、4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンと電気モーターを搭載し、システム合計で最高出力780psを発揮するが、SF90 VSでは最大1000psへと向上すると見られている。

最新情報によると、ワールドプレミアは最速で9月の可能性があるという。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ヤリスクロス』と『カローラクロス』の約10万台にリコール…パノラミックビューで映像が確認できない
  2. トヨタ『ライズ』、5色のカラフルなフルーツテーマで登場…土曜ニュースランキング
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
  5. 「かつての『サニー』が随分と立派に…」日産の新型セダンが話題に!進化したVモーションにも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る