ランドローバー ディフェンダー 新型に3列8名乗りの「130」…グッドウッド2022に出展へ

全長は5358mmでディフェンダー110より340mm長い

リアのLEDライト周りのデザインを変更

3列目シートに大人3名が座ることも可能

全車に48Vマイルドハイブリッド搭載

ランドローバー・ディフェンダー 130
ランドローバー・ディフェンダー 130全 10 枚

ランドローバーは6月21日、英国で6月23日に開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」に、新型『ディフェンダー』の3列シート仕様『ディフェンダー130』(Land Rover Defender 130)を出展すると発表した。

◆全長は5358mmでディフェンダー110より340mm長い

ランドローバー・ディフェンダー 130ランドローバー・ディフェンダー 130

新型ディフェンダーには、「90」と「110」がある。これに、「130」という新しいボディタイプが加わり、ランドローバーの4x4ファミリーのラインアップがさらに拡充した。ディフェンダー130の全長は5358mm。『ディフェンダー110』の5018mm(欧州仕様)に対して、340mm長い。ホイールベースは3022mmと変わっていない。

ディフェンダー130は、ディフェンダー110に対して、リアオーバーハングを340mm延長した。これにより、3列シートで最大8人(2列シートの5名乗りも設定)乗車が可能に。ラゲッジスペースも拡大している。

荷室容量は、3列目シートを使用した状態でも最大389リットルとした。シートを折り畳めば、荷室容量は最大で2516リットル(5名乗り)、2291リットル(8名乗り)に拡大する。

◆リアのLEDライト周りのデザインを変更

ランドローバー・ディフェンダー 130ランドローバー・ディフェンダー 130

ランドローバーのエンジニアは、ディフェンダーの特徴的なリアデザインを継承するため、ボートテールスタイルのアップリフトをつけ、顧客が期待するオールテレイン走破能力を高め、28.5度のデパーチャーアングルを実現した。リアのLEDライト周りのデザインを見直し、サイドプロファイルの特徴の3本のラインがリアに向かって、わずかに上昇するデザインを踏襲している。

ボディ同色のハードシェルスペアホイールカバー、ナルヴィックブラックのルーフレールを標準装備した。4種類のエクステリアアクセサリーパックとして、「エクスプローラーパック」、「アドベンチャーパック」、「カントリーパック」、「アーバンパック」が選択できる。

ボンネットルーバーとサイドフェンダーには、セレスシルバーのアクセントが添えられた。20インチのアルミホイールは、ルナとブライトシルバーの2種類の仕上げから選択できる。オプションの「エクステンデッドブライトパック」では、ロアーボディパネルをすべてセレスシルバーサテンフィニッシュにし、ハクバシルバー、フジホワイト、ユーロンホワイトのボディカラーとのコントラストを生み出すことを狙う。

◆3列目シートに大人3名が座ることも可能

ランドローバー・ディフェンダー 130ランドローバー・ディフェンダー 130

リアオーバーハングを340mm延長したことにより、3列目シートには、大人3人が快適に座れる充分な幅を確保した。また、3列すべてのシートにゆったりとしたヘッドルームを確保している、と自負する。さらに、シートヒーターやパッド入りアームレスト、複数の収納スペース、移動中もデバイスを充電できるUSB-Cポートなど、3列目の乗員の快適性を追求している。

大きなウィンドウによって、3列すべての座席からの視野を確保した。標準装備のパノラミックガラスルーフに加えて、3列目の頭上には2つ目のサンルーフが付く。さらに、各列にベンチレーションを設け、ダクトを追加することで、専用オプションの「4ゾーンクライメートコントロール」による冷暖房の能力を高めている。2列目と3列目は少しずつ高くなるスタジアムシートを採用した。これにより、後席の乗員の視界を良くしている。2列目シートを倒せば、3列目シートへのアクセス性が向上する。ラゲッジスペース内のボタンで、電子制御エアサスペンションを下げることもできる。

◆全車に48Vマイルドハイブリッド搭載

パワートレインのラインアップは、マイルドハイブリッド(MHEV)テクノロジーを採用した3.0リットル直列6気筒「INGENIUM」ガソリンエンジンを搭載する「P300」、「P400」と、3.0リットル直列6気筒INGENIUMディーゼルエンジンの「D250」、「D300」から選択できる。

MHEVテクノロジーを備えたランドローバー独自開発の直列6気筒INGENIUMパワートレインは、シームレスなレスポンスと優れた燃費を備える、と自負する。48Vの「ベルト・インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(BiSG)」を搭載し、ブレーキと減速で通常失われるエネルギーを蓄電し、そのエネルギーを走行時に動力として活用する。BiSGは、ストップスタートシステムの起動スピードと効率性の向上にも寄与しているという。

ガソリン仕様の場合、P300は最大出力300ps、最大トルク47.9kgmを発生する。0~100km/h加速は8.0秒の性能だ。P400は最大出力400ps、最大トルク56.1kgmを引き出す。0~100km/h加速は6.6秒で駆け抜ける。ディーゼル仕様の場合、D250は最大出力250ps、最大トルク61.2kgmを発生する。0~100km/h加速は8.9秒だ。D300は最大出力300ps、最大トルク66.3kgmを引き出す。0~100km/h加速は7.5秒の性能を発揮する。


《森脇稔》

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