東京都交通局は6月23日、日暮里駅(東京都荒川区)と見沼代親水公園駅(東京都足立区)を結ぶ案内軌条式の新交通システム「日暮里・舎人ライナー」へ6月25日から新車を投入すると発表した。
これは、三菱重工業エンジニアリング(MHIENG)が2020年に受注したオールロングシートの5両編成12本で、クロスシートとロングシートが混在している同本数の300形を置き換えることで、朝ラッシュ時の混雑緩和を図るとしている。
開業当初から運行されている300形。当初は車内中央部を1人掛けと2人掛けのクロスシートとされたものの、その後の利用者増により片側をロングシート化していた。現在5両編成16本が在籍しているが、新車が出揃う2024年度までに12本が淘汰され、この時点で日暮里・舎人ライナーの車両は8割がオールロングシートとなる。合わせて、新車には防犯カメラやフリースペースが設置され、抗ウイルスコーティングも施工。6月25日に登場する5両編成1本を皮切りに、2024年度まで順次投入される。