アルピーヌのいま、そして未来までもが分かる1冊

スクランブル・アーカイブ アルピーヌ・ヌーヴォ
スクランブル・アーカイブ アルピーヌ・ヌーヴォ全 6 枚

『スクランブル・アーカイブ アルピーヌ・ヌーヴォ』
発行:ネコ・パブリッシング
定価:1980円
ISBN978-4-7770-2636-4

【画像全6枚】

ヒストリックカーを中心とした自動車雑誌、『カー・マガジン』に掲載された過去のアーカイブから選りすぐった記事と新規記事を織り交ぜて再編集をしているシリーズ、“スクランブル・アーカイブ”から、『アルピーヌ・ヌーヴォ』が発刊された。

スクランブル・アーカイブ アルピーヌ・ヌーヴォスクランブル・アーカイブ アルピーヌ・ヌーヴォ

2019年2月に発売した『スクランブル・アーカイブ アルピーヌ』が完売し、その後2020年10月に発売した『スクランブル・アーカイブ アルピーヌ2』も在庫希少ということから、2022年の最新情報でイチから作りなおした“ヌーヴォ”、つまり新たな1冊が本書である。

過去の記事を、と記したが、実は再収録はわずか1本のみ。本国内だけでなくフランス現地取材まで行い、アルピーヌの現在とそこに至る歴史が語られている。

中でも興味深いのは、改良されたばかりの『A110GT』の試乗記ばかりでなく、本国にてアルピーヌの開発拠点を訪れ、開発ディレクターなどにインタビューしていることだ。そこからはいまのアルピーヌとともに僅かに将来が見え隠れする。

当然『カー・マガジン』であるから、ヒストリックにも目を向けている。古の、つまりは最初の『A110』の試乗記は、現行30台限定の『A110Sアセッション』にも試乗した編集担当者が、アルピーヌというクルマの魅力を語るとともに、日本には1台しかない『A108カブリオレ』も登場。これはスペインで製造された個体で30年ほど前に日本に上陸したもの。また、アルピーヌというとどうしてもA110系を思い浮かべるが、実は初代『5』にも、『5アルピーヌ』や『5アルピーヌターボ』がラインナップ。日本にも正規で輸入されていた。この2台の試乗記を再録されているのも興味深い。

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なお直販サイト、ネコパブショップで購入すると遠藤イヅル氏のイラストポストカード付きになるという。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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