トヨタ RAV4、インパネを大幅変更---欧州2023年型

12.3インチと10.5インチの2つの大型ディスプレイ

ハイブリッドはシステム全体で222hpのパワー

PHVシステム全体のパワーは306hp

PHVのEVモードは最大75km

トヨタ RAV4 の2023年モデル(欧州仕様)
トヨタ RAV4 の2023年モデル(欧州仕様)全 10 枚

トヨタ自動車の欧州部門は6月22日、『RAV4』(Toyota RAV4)の2023年モデルを欧州で先行発表した。インテリアを大幅にアップデートした2023年型の生産は、2022年第3四半期(7~9月)、開始される予定だ。

写真:トヨタ RAV4 の2023年モデル(欧州仕様)

◆12.3インチと10.5インチの2つの大型ディスプレイ

2023年モデルでは、ドライバー正面に大型の12.3インチTFTディスプレイを採用する。カジュアル、スマート、スポーツ、タフの4種類のスタイルや3種類のレイアウトなど、ドライバーの好みの表示にカスタマイズできる。ナビゲーション情報を表示することも可能にした。

ダッシュボード中央には、10.5インチの高精細カラーディスプレイを備えた最新のマルチメディアシステムを採用する。ドライバー正面の12.3インチTFTディスプレイと合わせて、デジタルコックピットを構築している。

なお、欧州向けのRAV4は、すべて電動モデルとなる。ハイブリッド車とプラグインハイブリッド車(PHV)が選べる。全車を電動モデルにしているのは、トヨタの欧州戦略の一環だ。

トヨタ RAV4 の2023年モデル(欧州仕様)トヨタ RAV4 の2023年モデル(欧州仕様)

◆ハイブリッドはシステム全体で222hpのパワー

RAV4の欧州向けハイブリッドには、直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジン(最大出力176hp、最大トルク22.5kgm)に、フロントモーター(最大出力118hp、最大トルク20.6kgm)、リアモーター(最大出力54hp、最大トルク12.3kgm)を組み合わせたトヨタハイブリッドシステムを搭載する。

システム全体で、222hpのパワーを引き出す。小型・軽量・低損失化技術と「TNGA」による2.5リットル「ダイナミックフォース」エンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジーにより、優れた動力性能や低燃費を追求した。

このハイブリッドパワートレインは、エンジンの高トルク化により、アクセル踏み込み時のレスポンスや加速性能を向上させた。燃焼効率の引き上げとトランスミッションの高効率化により、動力性能と低燃費の両立も図った。バッテリー(二次電池)は、ニッケル水素を使用している。

トヨタ RAV4 の2023年モデル(欧州仕様)トヨタ RAV4 の2023年モデル(欧州仕様)

◆PHVシステム全体のパワーは306hp

PHVのパワートレインは、直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジンに、2つのモーターを組み合わせたものだ。2.5リットルのダイナミックフォースエンジンの高い燃焼効率と高出力とのシナジーにより、優れた動力性能や低燃費を追求した。

直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンアトキンソンサイクルエンジンは、最大出力185hp、最大トルク23.1kgmを発生する。モーターはフロント側が最大出力182hp、最大トルク27.5kgm、リア側が最大出力54hp、最大トルク12.3kgm。エンジンとモーターを合わせたPHVシステム全体で、306hpのパワーを引き出す。

駆動方式は、電気式4WDシステムの「E-Four」とした。最新のE-Fourは、トヨタのAWD-iインテリジェント電動4WDシステムだ。電気で駆動する後輪の最大トルクを、増やしたのが特長。走行状態に応じて適切に後輪にトルクを配分する新制御を採り入れ、高い走破性と優れた操縦安定性を追求した。前後のトルク配分は、100対0から20対80の範囲で変化する。

◆PHVのEVモードは最大75km

強力なPHVパワートレインにより、0~100km/h加速を6秒で駆け抜ける。最高速は180km/h。EVモード、自動EV/ハイブリッドモード、ハイブリッドモード、バッテリー充電モードの合計で4種類の走行モードが切り替えられる。

また、トレイルモードでは、滑りやすい路面で優れたグリップと制御を可能にするオートLSDコントロール機能が作動する。このシステムは、グリップを失い始めた車輪にブレーキをかけ、グリップを維持している車輪にトルクを振り向ける。この機能は、スロットルとトランスミッションのシフトパターンも調整して、車両を走行させる。

二次電池は、蓄電容量18.1kWhのリチウムイオンバッテリーだ。このバッテリーを床下に搭載することにより、室内空間を確保した。また、低重心化により走行安定性の向上にも貢献するという。EVモードでは、最大75kmのゼロエミッション走行を可能にしている。


《森脇稔》

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