ピアノブラック&オレンジが個性的…ホンダ オデッセイ 前編[インストール・レビュー]

ピアノブラック&オレンジが個性的…ホンダ オデッセイ 前編[インストール・レビュー]
ピアノブラック&オレンジが個性的…ホンダ オデッセイ 前編[インストール・レビュー]全 9 枚

元々フォーカルのスピーカーを使っていたオーナーの加藤さん。新たにハイエンドモデルのユートピアMを導入するにあたってインストールにもこだわった。ピアノブラック/オレンジを使った個性的なアウターバッフルを千葉県のアークライドとともに作り上げた。

◆フォーカルサウンドに惚れ込んだオーナー
ハイエンドモデルのユートピアMをいち早く導入

オデッセイに対して高音質なオーディをを組むことを目指した加藤さん。荷物を積む実用性も備えた取り付けを実施した。オデッセイに対して高音質なオーディをを組むことを目指した加藤さん。荷物を積む実用性も備えた取り付けを実施した。
フロントスピーカーには大好きなフォーカルブランドをチョイス。試聴を経て導入したのはユートピアMのフロント3ウェイだった。フロントスピーカーには大好きなフォーカルブランドをチョイス。試聴を経て導入したのはユートピアMのフロント3ウェイだった。ミッドバスはドアにアウターバッフルで取り付けられている。バッフルはフォーカルのホームオーディオのデザインがモチーフ。ミッドバスはドアにアウターバッフルで取り付けられている。バッフルはフォーカルのホームオーディオのデザインがモチーフ。

フォーカルサウンドが好きで、以前は同社のK2パワーシリーズの3ウェイモデルである165KRX3を使っていたオーナー。さらに上位モデルとなるユートピアMがデビューするとすぐさま試聴して、そのサウンドに魅了されてオデッセイへの取り付けを実施した。

サウンドの魅力は「澄んだ音の中にも力強さと繊細さが共存しているところ」と表現するオーナー。その傾向はユートピアMへと変更してより一層強くなったという。もちろんユートピアMは先代モデル同様にフロント3ウェイでシステムする。パッシブネットワークを使ってコントロールするのも独特だ。ジャズをこよなく愛することからサウンドの傾向もしっとりと上質な傾向を好み、そのサウンド傾向ともピタリとマッチするのもフォーカルの良いところだと感じている。

インストール面での特徴はなんと言ってもミッドバスの取り付けデザインだろう。ピアノブラックにオレンジを使った鮮烈なデザイン処理は、フォーカルのホームオーディオのデザインをモチーフにしている。車内に他にはない個性を導入した最大の見どころだ。

◆フォーカルのホームユニットをモチーフに
ピアノブラックとオレンジを使ったデザインが斬新

バッフル面には上質感の高いピアノブラックを用いつつ、サイド面にはオレンジをペイントするツートーンカラーが個性的。バッフル面には上質感の高いピアノブラックを用いつつ、サイド面にはオレンジをペイントするツートーンカラーが個性的。カラーリングのモチーフになっているのはフォーカルのホームオーディオのエンクロージャー。バッフルへの導入も斬新な試みだ。カラーリングのモチーフになっているのはフォーカルのホームオーディオのエンクロージャー。バッフルへの導入も斬新な試みだ。フォーカルの純正グリルを使っているがひと手間掛けているのが見どころ。ブランドマークをペイント処理してしっかりアピール。フォーカルの純正グリルを使っているがひと手間掛けているのが見どころ。ブランドマークをペイント処理してしっかりアピール。

ドアへのミッドバス取り付けにはアウターバッフルが組まれている。このデザインがとにかくこだわり満載。先にも紹介した通り、デザインのモチーフになっているのはフォーカルのホームオーディオ。ピアノブラックの上質なバッフル面に対して鮮烈なオレンジを差し色に使うコンビネーションは、フォーカルを知るユーザーならニヤリとする“どこかで見たことのある”デザインモチーフだろう。

ドア前方の内張り形状に合わせて作り込まれたバッフルは異形でインテリアデザインに見事に溶け込むフォルムだ。しかもドアパネルからスピーカー部に向かってわずかに盛り上げる立体デザインにしているのも独特。このバッフル面をピアノブラックでフィニッシュしている。光沢のあるピアノブラックなので、ラウンドしたバッフル面が効果的に働き、周囲の光を受けてキラリと輝くバッフルとなっているのもインストーラーの狙いだろう。

さらにアイキャッチとなるのがバッフルのサイド面。スピーカー取り付け位置の後方にある純正ドアポケットをそのまま生かした作り込みにしているのもオーナーのオーダー。そのためアウターバッフルの化粧パネルはポケット側のサイド面にまで回り込む構造となる。ここをオレンジで塗り分けているのがアイデアだ。角度を付けてスピーカーを後方から見るとこの差し色が絶好の効果を発揮するのだ。ピアノブラックの落ち着いた処理と華やかなオレンジの差し色というコンビネーションが絶妙の仕上がりとなった。

総仕上げとしてミッドバスには純正グリルを用いたプロテクションを施してあるのだが、ブランドマークの部分をペイント処理するのも細かな作業ながら効果抜群。これ見よがしなカスタムではなく、キラリと光る部分を随所に作り込む大人のカスタムが完成した。

◆角度付けや造形なども見どころ満載
Aピラーへのスピーカーの取り付けも入念

AピラーにはユートピアMのツイーターとミッドレンジをインストール。ユニットのサイズもあり存在感は抜群に高い。AピラーにはユートピアMのツイーターとミッドレンジをインストール。ユニットのサイズもあり存在感は抜群に高い。ツイーターの取り付けはかなり大きく角度を付けして処理されているのがわかる。中高域サウンドの鮮明さをここで引き出す。ツイーターの取り付けはかなり大きく角度を付けして処理されているのがわかる。中高域サウンドの鮮明さをここで引き出す。

ユートピアMのツイーターとミッドレンジはAピラーを加工してビルトイン取り付けされている。やや大型のミッドレンジもピラーの下部、ツイーターは隣接するわずか上部にインストールする構造。ドアのアウターバッフルとは対照的に、ダッシュ上の加工はシンプル傾向。アイボリー系の生地を使ったフィニッシュで純正を思わせる上質なデザインに仕上げている。

そんなツイーターの取り付け部はかなり大きく盛り上げられて、立体的なインストールデザインになっているのも見どころ。左右のスピーカー取り付け角度に自由度を持たせる工夫とも言えるこの取り付けスタイル、リスナーであるドライバーに対してスピーカーを正対させ、軸上からの音を届けるためには絶好の手法となった。

インストールデザインに独自にアイデアを込めて作り上げた加藤さんのオデッセイ。特にドアのデザイン処理は唯一無二のものになったのは写真を見るだけでもよくわかるだろう。次回の後編ではシンプルなシステムと取り付けで高音質を狙うシステム構成について紹介して行くことにしよう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

《土田康弘》

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