夏の紫外線は旧車の大敵、6割以上がサンシェードやカーフィルムで対策

所有する(していた)旧車の紫外線対策はしているか
所有する(していた)旧車の紫外線対策はしているか全 3 枚

旧車買取サービス「旧車王」を運営するカレント自動車は、旧車好きに聞く夏対策に関するアンケートを実施。64.2%が「紫外線対策をしている」と回答した。

[写真:所有する(していた)旧車にエアコンはついているか]

今年は梅雨明けが例年より早く、6月下旬から真夏日が続いている。紫外線や熱中症への注意喚起がされているが、紫外線は旧車にとっても大敵。そこで、旧車好きの人に旧車の夏の対策について、どんな取り組みをしているかなどを調査した。

まず、所有する(していた)旧車にエアコンがついているかを尋ねたところ、81.3%が「ついている」と回答。その一方、低年式の旧車に乗っている人も多く、15.7%が「ついていない」と回答している。日本で初めてエアコンが採用されたのは1965年の2代目『トヨペットクラウン』と言われているが、当時はオプション装備で高級車にしかない珍しい装備だった。エアコンの付いていない旧車オーナーにとって、現代の夏は厳しく、後付けエアコンなどを検討する人もいるようだ。

次に旧車の紫外線対策をしているかを尋ねたところ、64.2%が「している」と回答。半数以上が紫外線対策には気をつけているようだ。紫外線は旧車だけでなくクルマすべてに悪影響を及ぼす。特に塗装の経年劣化は、主に紫外線が原因で起きることから、塗装をきれいに保つためにも紫外線対策は必須と言える。

具体的な紫外線対策(複数回答)については、「サンシェード」が26.9%と最も多かった。サンシェードは手軽にできる紫外線対策のひとつだが、車内の温度上昇を防ぐことができ、ダッシュボードや内装を劣化から守る役目もある。2位はカーフィルムで22.3%。後席にフィルムを貼る人も多いが、フロントガラスや前席窓ガラスには紫外線をカットするクリアフィルムを貼ることも有効だ。

このほか、3位の「ボディカバー」(21.8%)や、5位の「ガレージ保管の徹底」(6.7%)など、なるべく旧車を紫外線に当てないように対策をしている人も多いが、これらの対策方法は盗難防止にもなる。

《纐纈敏也@DAYS》

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