新シーズン開幕のGR86&BRZレース、谷口選手がひさしぶりの勝利

GR86&BRZワンメイクレース
GR86&BRZワンメイクレース全 35 枚

新型トヨタ『GR 86』&スバル『BRZ』になって新シーズンを迎えたGR86&BRZワンメイクレースの開幕戦が富士スピードウェイで17日(日)行われ、プロフェッショナルクラスは谷口選手が2020年8月の第6戦オートポリス以来の勝利を手にした。

2013年に始まった86&BRZレース。初年度から多くの参加があり活況をみせるワンメイクレースも、ベース車両のモデルチェンジに伴い、2022年より新型GR86とスバルBRZにチェンジして開催された。

今シーズンプロフェッショナルクラスはパーツ交換の範囲が広くなり各チームどのようなパーツを使用するのかなど、チームやドライバーの戦略など見どころが多くなることが予想される。

土曜日は雨が激しく降り注ぎどうなるかと思われたが、予選が始まった時間には小雨になり徐々に路面も乾いていきタイムアップも狙える状況となった。そして最後で82号車KTMS GR86 谷口信輝が2’12.846でポールポジションを獲得する。1秒以内にトップ10が入る激しい予選が行われた。

ポールポジションを獲得した谷口選手も「最後の方はタイヤのグリップも落ちていて、みんなもうまく1周まとめられなくなっているなかで、自分はうまく1周まとめることができて、自分でいうのもなんですが、さすがだな。と思いました」と、苦労しながらもポールポジションを獲得したことを語る。

迎えた決勝では天候も回復し夏らしい天気の中で行われた。10周という短いレースのなかで谷口選手はホールショットを獲った以降も、後ろから迫るライバルを抑えながら優勝を飾った。

「今週のレースで車に乗るのが2回目、そんな中でデータもなくて他のチームからも遅れている。その中で予選でポールを取れたのが全てだった。決勝は後続が迫ってきているのがわかっていたけど、うまくコントロール出来た。今週うまく流れを引き寄せられたのは良かった。こういう新シーズンが始まる時に勝てるのは、持っているなとも思えますね」と谷口選手も語る。

チューニングカーなどにも多く乗り、タイムアタックなどでも活躍をする谷口選手だが、「交換できるパーツが多くなったことで、やることは多いけどアフターパーツ業界に向けても間口を広げてくれた。スポーツカーをメーカーが出してくれて、いろんな方にいろんな楽しみ方をしてくださいと言っているのは良いことだと思う。自動車メーカー、チューニングパーツメーカー、ユーザー、みんながハッピーになれれば良いよね」と今シーズンのパーツ交換に関しては好意的な感想が聞かれた。

次戦は8月20日予選、21日(日)決勝で、宮城県のスポーツランドSUGOで行われる。

《雪岡直樹》

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