ヒョンデ、ジウジアーロデザインのクーペに敬意…680馬力の燃料電池スポーツ提案

1974年にヒョンデが発表したコンセプトカーが「ポニークーペ」

フロントに未来的なパラメトリックピクセルライト

最大600km以上の航続を可能に

ヒョンデ N ビジョン 74と1974年に発表された「ポニークーペ」(左)
ヒョンデ N ビジョン 74と1974年に発表された「ポニークーペ」(左)全 10 枚

ヒョンデ(現代自動車)は7月15日、韓国で開催した「N Day 2022」において、高性能な「N」ブランドのコンセプトEV『Nビジョン74』(Hyundai N Vision 74)を発表した。

【画像全10枚】

◆1974年にヒョンデが発表したコンセプトカーが「ポニークーペ」

ヒョンデ N ビジョン 74と1974年に発表された「ポニークーペ」(右)ヒョンデ N ビジョン 74と1974年に発表された「ポニークーペ」(右)

Nビジョン74は、1974年にヒョンデが発表したコンセプトカー『ポニークーペ』にインスピレーションを得ている。ジョルジェット・ジウジアーロがデザインしたポニークーペは、ダイナミックなプロポーションやユニークなBピラーが特徴だった。

ポニークーペのフロントには、4つのヘッドライトが装着されていた。Aピラーは強めの傾斜で寝かされ、ハイデッキのリアは、垂直に切り落とされた。同じく、ジウジアーロがデザインを手がけたデロリアン『DMC-12』とポニークーペの間には、デザイン上の共通点も見て取れる。

その後、ポニークーペは、ヒョンデの最初の量産スポーツカーを示唆したプロトタイプに発展した。最終的には量産化されなかったが、大胆なデザインのポニークーペが、ヒョンデに与えた影響は大きいとされている。

◆フロントに未来的なパラメトリックピクセルライト

ヒョンデ N ビジョン 74ヒョンデ N ビジョン 74

Nビジョン74は、1974年のポニークーペから、ボディラインやダイナミックなプロポーション、ユニークなBピラーを継承した。Nビジョン74のボディサイズは、全長4952mm、全幅1995mm、全高1331mm、ホイールベース2905mm。フロントには、未来的なパラメトリックピクセルライトが採用された。フェンダーはフレアしており、とくにリアの膨らみが大きい。リアには、大型ウイングが装着されている。

インテリアは、ドライバー中心のコックピットとした。これは、ポニークーペのコンセプトを受け継ぎながら、運転を楽しめる空間として再解釈したという。伝統的な要素に、デジタルメータークラスターやアナログスイッチなど、モダンなデザインを融合している。

なお、Nビジョン74の未来志向のデザインは、ポニークーペのコンセプトに込められた献身と情熱に対するヒョンデの敬意と感謝を反映したものだという。

◆最大600km以上の航続を可能に

Nビジョン74のパワートレインには、燃料電池を採用する。ヒョンデのエンジニアは、水素燃料電池システムにバッテリーEVを組み合わせたハイブリッドアーキテクチャを開発した。燃料電池システムとバッテリーからの電力を同時に供給することにより、冷却効率が向上し、異なる走行条件に応じて、2種類のパワートレインを活用できるという。

リアに搭載される2個のモーターは、最大出力680hp以上、最大トルク91.8kgm以上を発生する。リアのツインモーターは、トルクベクタリングを可能にしており、正確で応答性の高いコーナリングを可能にした、と自負する。最高速は250km/h以上に到達する。

バッテリーは蓄電容量が62.4kWh。3チャンネル冷却システムにより、パフォーマンスと冷却性能のバランスを追求した。蓄電容量62.4kWhのバッテリーに、最大出力95kWの燃料電池スタックと4.2kgの容量を持つ水素タンクを併用することにより、最大600km以上の航続を可能にしている。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノート』次期型、2027年12月発売か? 第3世代 e-POWER搭載へ
  2. ジムニーとガチンコ勝負…ではない!? ダイハツの軽SUV『ラガー』約30年ぶり復活か
  3. 【VW ティグアン 新型試乗】熟成が進んだ現行モデルならではの魅力…島崎七生人
  4. マセラティ、グレカーレ ・グラントゥーリズモ・グランカブリオの改良新型を日本導入
  5. ホンダ『WR-V』改良新型、インドで先行発表…新グリルとLEDで表情変化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. 全ての体格に対応する後席用新型シートベルト、ZFが2025年央発売へ
  3. スカニア、中国で新事業開発組織「VNBC」設立…電動・自動運転輸送を加速へ
  4. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
  5. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
ランキングをもっと見る